ブルーインパルスの展示飛行 第5区分の演目
ドン雲りの空。
ブルーインパルスが飛べるっちゃー飛べるお天気。
そんな日は、航過飛行!
ローパスという会場上空を航過するブルーインパルスの編隊飛行の種類をいくつか披露します。
クロバット飛行を見れないけど、飛んでくれただけまし。そんな、ブルーインパルスの5区分を紹介します。( で動画を再生)
デルタ・ローパス
6 機のブルーインパルスが大きな三角形の隊形で航過するデルタローパス。
基本隊形のデルタは、各機の間隔が同じでどこから見てもキレイなフォーメーションです。
リーダーズ・ベネフィット
1番機を先頭にして各機が横一列で続く隊形。シンプルながらかっこいい。
ポイントスター・ローパス
5番機を中心にしたお星様の形の課目。
スワン・ローパス
白鳥が優雅に羽ばたく姿を表現したスワン・ローパス
グランドクロス・ローパス
十字架を模した隊形のグランドクロス・ローパス
エシュロン・ローパス
基本隊形だけど6機がビシッと揃って飛ぶ流石のブルーインパルス
ピラミッド・ローパス
逆三角形のピラミッドを象取った隊形。
ツリー・ローパス
真夏のクリスマスツリーです。
フェニックス・ローパス
定番となったフェニックス・ローパス。
ダブルライン・ローパス
3 機が2列の隊列でローパスするダブルライン・ローパス
ブルーインパルス展示飛行 区分一覧
ブルーインパルスのアクロバット飛行は天候・視程などの条件からのどの区分で飛行するか決定されます。
重要視されるのがシーリング(雲底高度)で雲の状態によって飛行する区分が決定します。さらに肉眼で見渡せる視程が8kmある必要があります。
1区分
ブルーインパルスが一番ド派手にアクロバットする1区分。シーリング 10,000フィートで実施されます。
入間航空祭で展示した青空の1区分の動画
2区分
ブルーインパルスの2区分はバーティカルキューバン8がキューバン8になります。
シーリング 7,000フィートで実施。
3区分
シーリング 5,000フィートで実施される水平系の演目を中心に構成される3区分。
天気が曇りの日に実施されることが多い区分。雲が多くてスモークも見えにくいこともあります。
4区分
曇り空、雲が低くて天気が悪い日は4区分。
シーリング 3,000フィート
5区分
シーリング 1,500フィート
航空祭が雨天・曇天のときにアクロバット飛行ができないシーリングのときは5区分(編隊連携機動飛行)で飛行します。
シーリング(雲底高度)とは?
ブルーインパルスの区分を決定するときにの重要な要素になっているのがシーリング(雲底高度)。
シーリングとは全天の5/8以上を覆った雲層で最も低い高さのことす。
ブルーインパルスの1区分はシーリングが10,000ft(約3km)のときに実施。雲が全然ない青空のときは1区分の展示飛行です。
全国で飛行するブルーインパルス
各地で開催されるイベントでブルーインパルスが飛行するときの演目は航過飛行(ローパス)が披露されます。
航空法でアクロバット飛行(宙返り・横転・反転・背面など)はできませんが、編隊連携機動飛行という迫力のある編隊飛行が展示飛行されます。
ブルーインパルスのローパスは航空祭だと曇天で実施されるので青空のローパスが見れるのは全国のイベントだけです。