今年も習志野島を奪還せよ!! 精鋭無比『第1空挺団』降下訓練始め

陸上自衛隊 JGSDF

空挺部隊『第1空挺団』 今年も習志野島を奪還!

自衛隊、唯一の空挺部隊『第1空挺団』が今年も習志野島を迅速に奪還した。
新年恒例の降下訓練始めのテーマは離島防衛。陸上自衛隊習志野駐屯地のそばにある習志野演習場を習志野島と想定して『占領された習志野島を奪還する』という大規模で見応えのある降下訓練始めを展示した。

自衛隊で最強の精鋭部隊といわれる『第1空挺団』が航空自衛隊、海上自衛隊と連係した見事な空挺作戦を展開した調査ブログをお届けする。
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 7:10am 北習志野駅着
あれ?バス停には誰もいねえ。

 7:20am 始発バス
習志野演習場を目指す。

 7:40am 自動車教習所門着
すでに100名くらいが並んでる。
交通の便が悪いからタクシーで乗り付けてくる人多数。
自動車教習所門からは一般車は入場できないので気をつけて。

 8:30am ゲートオープン
手荷物検査を行って入場。観覧場所のキープに急いで歩く。
正門からのシャトルバスも何本かは到着済みの様子。
見るのは奥側の丘はやめて手前側の丘にした。さすがにまだ最前列も空いてる。

 9:30am ひたすら待つ
たまにスピーカーから放送があるんだけどよく聞こえない。聞こえる位置を狙ったつもりだったのだがちょっと失敗した。後ろはかなり埋まってきてトイレに行って戻ってくるのも大変だ。

 10:50am 試験降下
UH-1から風を見るために空挺隊員1名が降下。
降下訓練始めを行うか否を決定する需要な役割を担うジャンパーだ。
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風の流れを確認するため落下傘(696MI)を操らずにに降下して行く。
着地は、コケてるように見えるけど5点着地という着地方法で建物の2階から飛び降りたと同じ衝撃を分散させるという空挺団の訓練の賜物。

 11:08am 空挺団降下
空挺団長を始め、空挺団員が次々とパラシュート降下。3機のCH-47Jから空挺降下を披露。
昨年は結構高い高度からの降下だったけど今年はよく見えるくらいの高度からの降下だった。
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 11:15am 小野寺防衛大臣、陸幕長、統幕長が視察
着陸したCH-47Jから陸幕長、統幕長。続いたCH-47Jからは小野寺防衛大臣が到着。
上空で空挺団降下を視察した後に着陸してきたようだ。
海老茶色に5つの桜星は防衛大臣旗。小野寺防衛大臣が到着すると瞬く間にマスコミが集まってきた。

 11:30am 降下訓練始め「第一部 空挺降下」
陸上自衛隊の多用途ヘリコプターUH-1から空挺団員が空挺傘M696M1を使って降下。
続いてCH-47J(チヌーク)から続々と空挺降下してくる。
着地後に赤いバルーンが上がっていった。

中型戦術輸送機C-1が飛んできた。

コースよーし、コースよーし、コースよーし
降下!降下!降下!

空挺団員が扉からバンバン飛び出してくる。
あまりにも短い間隔で飛び出すから紐が絡まらないのが心配になるぜ。

C-1は、航空自衛隊入間基地第2輸送航空隊の所属で計3機やってきた。
いざってときには木更津駐屯地の第1輸送ヘリコプター群が習志野駐屯地で空挺団をピックアップ、木更津飛行場で入間基地から飛来したC-1と合流するようだ。
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装備を付けた空挺団がボンボンと降下してくる。
あの装備は着けさせてもらったことあるけど、めちゃめちゃ重たくて歩けなかった。つーか、立ってるのがやっとのヘビーウェイトを抱えても空の神兵達には通常任務。
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航空自衛隊小牧基地の第1輸送航空隊のC-130H(ハーキュリー)からも空挺降下。
第1空挺団は自衛隊唯一の空挺部隊なのでどの部隊の輸送機からでも降下。空挺団すげー!
飛ばす側も高度や速度、コースなど空挺降下できる状況を作り出す相当な技量なんだろうな。
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 11:30am 降下訓練始め「第二部 島嶼防衛演習」
習志野島を敵が侵略してきた。
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『習志野島を奪還せよ。状況開始!』

奪還作戦に参加するのは航空機4機、戦車装甲車7台、ヘリコプター14機、火砲5門、自衛隊員353名の大部隊で習志野島を奪還する。

まずは海上自衛隊の下総航空基地のP-3Cが海上偵察。
最強のサブマリンキラー P-3Cが海に潜む潜水艦を海域から追い出す。
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さらに木更津駐屯地、連絡偵察飛行隊のLR-2が偵察飛行。
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敵からの攻撃だ。海上に展開している護衛艦「はたかぜ」が艦砲射撃で応戦。
弾着ーーーーく、今!たまらず敵が後退していく。
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習志野島のはるか上空にCH-47Jチヌークが旋回。空挺団が高高度から自由落下を開始。
その高さは驚きの1400m。スカイツリーの倍の高さからボンボン落下してくるぜ。
高高度からの空挺降下は自由降下傘(MC-4)を使う。自由降下傘(MC-4)は操縦性、滑空性にすぐれている。
地上に近づくにつれ、、、。アレ?アラ?おいおいこっち来たぞ。観覧席に着地しちゃうんじゃねーか!ってくらい近くまで滑空してきたけどススーィと軽く操縦して見事に着地。

降下してきた空挺団員が珍しい格好。ウエットスーツ?ドライスーツ?初めて見た格好だ。
高高度からの降下に欠かせないゴーグルと腕にはデカい時計、じゃなくて高度計をしている。
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先遣部隊が降下ポイントを確保。
航空自衛隊のC-1、C-130Hから鷲は舞い降りた。
空挺団の主力が降下したことで戦力が増強。心強いぜ!
よくみると着水を想定して救命胴衣を装着している。オレンジ色のが救命胴衣だ。
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CH-47Jチヌークから増援物資が投下。
降下員が装備して降下できない重火器などをCH-47ヘリでバンバン増強、先遣隊を支援だ。

地上では速攻、開梱して戦力化する。

観測ヘリコプターOH-6Dと偵察ヘリOH-1。OH-1は91式対空誘導弾と増槽を装備。
ニンジャの名の通り抜群の能力で敵陣地の情報をゲット。

敵も黙っちゃいない。装甲車で反撃にでてきた。
精鋭無比な第1空挺団でも装甲車が相手では分が悪い。応援を要請だ!
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任せい!
応援要請を受けてすぐさまAH-64Dアパッチロングボウが出撃。あっという間に敵部隊を蹴散らす。今年は時計回りで敵を撃退。目の前を通過するど迫力のサービスフライト。近すぎて写真がピンぼけしまくった。

AH-1Sコブラも黙っちゃいない。2機で敵陣へ乗り込む
スレンダーボディーなので砲撃も早々当たるものではない。
え?ちょっちょっ!こっち味方ですから!
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CH-47Jチヌークから偵察バイク隊が展開。
機動力の高いバイクで敵陣深く情報を探りにいく。
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ギリースーツでカメレオン状態のスナイパー達もUH-1から投入された。
敵に気づかれず遠距離から隠密に狙撃する。
別のUH-1からもすごい降下の仕方で地上に続々と展開していく。

間髪入れずにCH-47Jチヌークからも増援部隊。
ヘリコプターがホバリングしている状態は敵に撃墜されやすい危険な状態。ファストロープという手足だけを使った腕力勝負の降下方法で素早く地上に展開することで危険を回避している。
装備品を背負った隊員はリペリングで降下していく。

海上自衛隊の輸送艦から上陸したトラックから重火器が到着。海上自衛隊との連係もスムーズだ。すぐさま迫撃砲を組み立てて戦力化する。手際がいい。

敵の戦車を足止めするためにUH-1が対戦車地雷を散布。
UH-1の両脇にユニットを装着して低空飛行で敵装甲車の通り道に散布、進攻を食い止める。

地雷原により進路を阻まれた敵から最後の抵抗を受ける。歩兵部隊がピーンチ!
AH-64DアパッチとAH-1Sコブラが荒ぶりまくって撃退。頼もしい。
AH-1Sコブラが垂直降下しての攻撃が圧巻だった。

とどめは第1戦車大隊の10式戦車を先頭に第1機甲教育隊の74式戦車の部隊が習志野島の奪還を計る。習志野初登場のヒトマル式の存在感のある機動。世界最高の性能、スラローム射撃を見せてくれた。74式戦車も砲撃うちまくりで10式をサポート。

後方ではデカい迫撃砲が敵を狙ってる。誘導弾を搭載した車両も戦車に続いで進撃。

上空ではドアガンを設置したUH-1などが警戒を怠たらない最強の布陣。
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習志野島の奪還後も敵、航空部隊の反撃に備えて海上自衛隊の輸送艦から揚陸された対空兵器が睨みをきかせる。高射隊のペトリオットと陸自の03式中SAMが素早く配置されて空からの攻撃にも万全の備え。
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状況終了、習志野島奪還!!

8888888888888888888。拍手が起こる。
最強の精鋭部隊、第1空挺団の働きはもちろんだが陸上自衛隊、航空自衛隊、海上自衛隊が連係して島嶼防衛にあたっていることを実感できた降下訓練始めだった。
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遠くで戦闘訓練展示がはじまった。
第1空挺団は空挺降下が任務ではない。降下した後が任務なのである。
例え、武器のない状態で多数の敵が相手でも不屈の闘志で撃退。アッパレ!
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以上で2014年降下訓練始めは終了だ。
参加したヘリコプター、戦車、ペトリオットなどが展示されるから見にいこっと。

抜群の機動を見せてくれた最強の攻撃ヘリAH-64Dアパッチ。地上でも迫力のある面構えだ。
アパッチのところに居たベテラン自衛官のワッペンをふとみると、、。インストラクターマーク。おお!アパッチマスター!

コワい感じの人だったけど話しかけると色々教えてくれた。操縦できるのはアパッチだけじゃなくてコブラやUH-1など多くの機種の免許皆伝。ハンコがペタペタ押してあるだけのラフな免許を見せてくれた。さらに話を聞くとアパッチを導入するときのアメリカ研修に選ばれた10人のうちのひとりなんだって、、。すげーひとだった。アパッチは夜間飛行訓練が多いとか色々教えてくれてありがとう。

特別輸送ヘリコプター隊が運用する要人輸送ヘリ(EC-225LP)がやっていた。
皇室、首相、国賓等を輸送する特別なヘリコプター。珍しさもあってカメラマンが駆け寄る。
視察にきていた大臣一行が乗り込み離陸。木原稔防衛大臣政務官がにこやかに手を振ってる。
コクピットの下に5つの桜星が見える。内閣総理大臣及び防衛大臣が搭乗している印。

第1空挺団降下訓練始め2014の調査まとめ

  • 出店は串焼き、ラーメン、焼きそば、けんちん汁など。スペースが狭いために混み合う。
    ミリタリーショップは大混雑。
  • トイレの数が少なくて大行列。男子も個室式のみで回転が非常に悪く女子より長い列。
  • 見るならスピーカー放送が聞こえるとこがおすすめ。
  • 外来ヘリコプターの帰投は丘から追い出されて見れなかった。(2013年は見れた)
  • 車で来るなら出場するのに大渋滞を覚悟
    降下始めが終わっても動かない車達…。歩きの方が早い。
  • 待ってる時間は予想通り相当さぶい