生きた建築ミュージアム2016 日本銀行大阪支店
日本最大級の建築公開イベントの生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2016。
大大阪の街で使われている建築を見学できるイベントに参加してきた。
事前申込みで当選したのは日本銀行大阪支店、大阪倶楽部、生駒ビルヂングの3つ。綿業会館は残念ながらハズレ。

日本銀行大阪支店(1903年竣工)
設計したのは辰野金吾。中央停車場(東京駅)や日本銀行本店など平成の今も生きた建築を残している。工部大学校の第1期生で近代建築の礎を築いた建築家。
集合時間まで日本銀行大阪支店の周りをウロウロ。御堂筋の面した威風堂々たる正面玄関。
車寄せの上部をアップにしてみると…。日銀のシンボルマーク。
日銀のシンボルマークは10000円札のここの部分にも書いてある。
漢字の「日」がモチーフになっている。
重厚で秩序と威厳が表現されてる外観。外壁は花崗岩。
時間になって集合。ハガキで本人確認をしたあとに館内へ。
旧館の3階が公開エリアで自由見学方式。
みんなが記念室にクギ付けになってるうちに展示コーナーを見にく。
日銀だから許される10000円札の顔ハメパネル。
大人がこぞって諭吉になりきっていた。もちろんハメてきた。
40億円みっけ! 全然ピンとこないけどパレット1枚分。
普段の見学ではみれないバルコニーをイケフェスのために特別に開放してくれてる。ありがとう日銀。
大阪市役所がど正面に丸見えの絶景ポイント。
豪華な記念室のバルコニー。
雰囲気がガラリと変わる記念室。天井から床まで豪華絢爛。
NHK朝ドラ『朝が来た』で波瑠さん(06_haru_17)が撮影に来たみたい。
表紙の写真がまさしく日銀大阪支店の記念室。波瑠さんの衣装と合ってるね!
波瑠さん、一度お見かけしたことあるけどめっちゃ小さくてキレイでした。
記念室の天井を見上げるとシャンデリアに明かり取りの窓。
ここがドームの真下になる。
見逃せないポイントが東西南北に飾られたレリーフ。日銀マークもしっかり象ってある。
重厚感が漂う。うかつにその辺を触っちゃいけなそうな雰囲気。
ひとつひとつの装飾が細やかで繊細。
あまりの豪華っぷりに気後れしてる見学者に「座ってもいいですよ。」
マジ?すわっちゃうよ!日銀はけちけちしないのだ。
ほとんどが復元だけどこの椅子はオリジナルなんだって。すげー!明治の椅子に座っちゃった。
見所はまだまだ続く。
階段室も圧巻。階段には支柱がない作りで空間を広く感じる。
アーチ型の鉄骨が絶妙なバランスで階段を支えているのだ。
手摺支柱の装飾もいい感じ。
階段室は貴重な品も展示してあった。
昔使っていた立札で北門に墨入れしていないのは、北門からは現金の搬入をしていたので門を目立たないよう配慮していたからみたい。
時間もたっぷりあって日銀大阪支店を十分に堪能できた。自由に見てまわれるのも気に入った。
写真も撮りまくれたし、日銀スタッフも建築に絞って説明してくれたのでイケフェスっぽい充実した見学会だった。日銀スタッフに感謝したい。
イケフェスの時じゃなくても日銀大阪支店は予約すれば見学できる。
日本銀行と聞くと堅苦しく近寄りがたいイメージもあるけど見学は全然ふつう。近代建築好きなら是非、見学に行ってみて。今日は、イケフェス特別で建物メインだけど普段の見学は、もっといろんなことを教えてもらえるオススメのおとなの社会見学である。
さて、次のイケフェス見学に向かう。