生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2016
日本最大級の建築公開イベントの生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2016。
イケフェスでは事前に申し込みしなくても、ガッチリ見学しなくても、ふらっと立ち寄って建築を楽しめる場所もたくさん。そんな番外編をブログで調査報告します。
住友ビルディング(三井住友銀行大阪本店ビル)
エントランスにはイオニア式オーダーがどーん!存在感抜群である。銀行建築のオーダーを見比べるのも楽しみのひとつ。
イオニア式と言うのは建築様式のひとつで柱頭の飾りのこと。組になった渦巻き飾りになっているのがポイント。
獅子の口から水がこぼれ落ちて雨どいへ!?
別の方角のファサードはアーチ窓が並び雰囲気が違う。
窓飾りの装飾はなんだろ。
大阪倶楽部
外から見るだけでも建築を楽しめる大阪倶楽部。南欧風のアーチの間にはトーテンポール。
窓枠には、獅子と水瓶に装飾。
外から見たステンドグラスもなかなかキレイ。
今橋ビルヂング(旧大阪市中央消防署今橋出張所)
大阪倶楽部のすぐそばにあるイタリアンのダルポンピエーレ。
人気すぎてランチ食べれず。
旧大阪教育生命保険
設計は辰野金吾。辰野金吾らしい特徴的な外観。現在は、結婚式場として使われている見たい。旧大阪教育生命保険は、イケフェスに参加している建物じゃないけど通り道にあったのでパシャ。外観だけの保存で内装はすでに全面改装してあるので面影はなさそう。
以前は写真的にイマイチだったけど電線が地中化されていい感じ!
2006年の写真
旧大阪農工銀行
辰野片岡建築事務所が設計。
大阪農工銀行から八木通商大阪本社となった後、ファサード保存されてタワーマンション「グランサンクタス淀屋橋」になった。ハリボテ保存になってしまったのは残念。
2006年の写真
三井住友銀行大阪支店
旧三井銀行大阪支店。曽禰中條建築事務所が設計した最後の建築。
御影石のジャイアントオーダーが並ぶ装飾のない新古典主義建築。営業室は現役の銀行のこともあり撮影禁止。コリント式の荘厳なオーダーが醸し出す雰囲気が伝えられずに残念!
商業のシンボルとしてヘルメスの杖のレリーフ
高麗橋野村ビルディング
設計は、安井武雄。大阪倶楽部とは違った雰囲気がある建築。
イケフェスには参加していないビルで工事中だった。
新井ビル
旧報徳銀行大阪支店。設計は河合浩蔵
現在は、低層階に洋菓子「五感・北浜本館」、3階と4階にはオフィスが入居している。
急階段のところはエレベータのあったホール。
空いてるスペースにエレベータがあったが戦時中の金属供出で撤去された。
屋上も特別に開放。正面にある装飾を横から見れた。
ドームはエレベータの機械室があった名残。
ボランティアガイドさんが教えてくれた。
綿業会館
せっかくなので玄関だけでも撮影。
また機会があるときにじっくり見学に来るぞ。