個性派揃いの銘板図鑑
銘板(めいばん)とは、機械や構造物に貼りつけられている金属のプレートスペックや製造番号、製造メーカーなどが記載されていているIDカードと言える金属のプレート。
隅っこにひっそりと控えめな銘板、ど真ん中に目立ところにドヤ貼りされている銘板、今にも朽ち果てそうな趣のある銘板など個性派揃いなのがたまらなく素晴らしい。
最新鋭のインテリジェント・マシーンから、いにしえの古代機械までジャンルを問わず、銘板の写真を撮りためたご機嫌なコレクションを紹介します。
見学レポートのある銘板はブログ記事のリンクをのせています。
レインボー・タワーの銘板
万代シティにかつて存在していたレインボータワー。
新潟市を一望できる回転式展望タワーの足元にあった銘板

レインボータワー
防衛庁の銘板
練習艦やまぎり アスロックラチャー
日常生活ではまずお目にかかれないミサイルの銘板。
海上自衛隊 練習艦やまぎりのアスロックラチャー。マニュアル的な銘板で文体が「〜やれ」口調の自衛隊らしい銘板。

アスロックミサイル安全守則
護衛艦ひゅうが 航空機用昇降機(第1昇降機)
ヘリコプターを格納庫に格納するために昇降する巨大なエレベーター。
乗せてもらったときに見つけた銘板。

防衛庁 航空機用昇降機(第1昇降機)
ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)「ひゅうが」の一般公開。巨大なエレベーターで甲板へ昇降
航空自衛隊 C-1 中型輸送機
長きにわたり、活躍してきた航空自衛隊の主力戦術輸送機。
コクピットの近くに控えめに貼ってあった銘板。

防衛庁 C-1
航空自衛地隊 C-2 輸送機
最新鋭輸送機 C-2 輸送機の銘板。
航空祭で機内公開されたときに撮影。

防衛省 C-2
ディス・イズ・ザ・C-2 アフガニスタンに派遣された航空自衛隊の最新鋭輸送機C-2とは!?
研究所の銘板
J-PARC(大強度陽子加速器施設)
粒子中性子、ミュオン、ニュートリノなどの粒子ビームを使った研究施設。

電磁石用直流電源装置

50Gev四極電磁石
灼熱のJ-PARCで素粒子をブンブン加速するアクセラレーターが公開
KEK(高エネルギー加速器研究機構)
茨城県つくばにある高エネルギー加速器研究機構。
最先端の大型粒子加速器を用いて、宇宙の起源、物質や生命の根源を探求している未来の研究所。
レトロで可愛いフォントの銘板。

陽子線型加速器加速タンク
ベテランの直流高圧電源。銘板を見ると製造年もすぐ分かります。

コック クロフト式 直流高圧電源
JAXA(宇宙航空研究開発機構)
三鷹にあるJAXA(宇宙航空研究開発機構)の遷音速風洞測定胴。
レトロなフォントがカッコいい。

遷音速風洞測定胴
地下トンネルの銘板
青函トンネル
北海道と本州を結ぶ全長53.85キロメートルの青函トンネル
青函トンネルの非常用通路でみつけた。掘削したときにはじめて貫通したメモリアルなポイントで記念すべき銘板。

青函トンネル 先導坑貫通点
青函トンネルウォーク 吉岡海底駅〜竜飛海底駅の海底トンネルを撮影
水道施設の銘板
福井市水道記念館で展示されているポンプや配電盤にはジーメンス・シュッケルト社や安川電気製作所の古い銘板。ヴオルト(ボルト)、アムペア(アンペア)などレアなプレート。

エハラ ポンプ EBARA MFG.CO.,LTD

SIEMENS SCHUCKERT

安川電気製作所 三相配電凾
炭鉱の銘板
三池炭鉱の坑口のひとつ万田坑。
明治から昭和初期にかけて石炭を採掘した施設で当時の設備がそのままの姿で残っていました。

乾式変圧器 前田電機工業株式会社

乾式変圧器 前田電機工業株式会社
ボロボロで判読できない銘板も。

防爆型手動配電○ 戸上電機製造所
ハイパーレスキュー隊の銘板
東京消防庁のハイパーレスキュー隊は、スクアート車(屈折はしご付消防車)様々な機材を使用しています。

森田ポンプ株式会社 森田式スクアート車
石油コンビナート、航空機、タンクローリー等のひとが近づけない火災の消火に活躍する無人走行放水車の銘板。

マルマテクニカ株式会社 無人走行放水車
自走式のラフテレーンクレーン。
ハイパーレスキュー隊は重機も扱えるスペシャリスト
ハイパーレスキューのめずらしい機動車輛が一斉公開。第六消防方面本部ハイパーレスキュー隊
銘板図鑑のFAQ
- 銘板(めいばん)とは?
- 機械や構造物になど貼られている金属プレート。プレートには製造メーカー、シリアルナンバー、仕様などの情報が表示されている
- 身近に銘板はありますか?
- 自販機、信号機など至る所にあります。装置・機械にはほぼ銘板はついています
- どこに貼られていますか?
- 側面・正面・背面・裏面など定められていない。銘板を見つることも楽しみのひとつ
- なぜ集めているのですか?
- 趣味だ。どれも個性的で興味深くないですか?
まとめ
銘板のコレクションはまだまだあります。ちょっとずつ銘板図鑑を厚くしていきます。