一度は見ておきたい『ブルーインパルス』の楽しみ方
航空自衛隊のアクロバット専門の飛行チーム「ブルーインパルス」
青と白にカラーリングされた6機のブルーインパルスがアクロバットな曲技飛行で空に雲(スモーク)を描くパフォーマンスを魅せてくれる。
ブルーインパルスの楽しみ方は
見に行くだけ
近くでダイナミックなアクロバット飛行を見てもいいし、遠くから華麗で雄大な雲(スモーク)を見ても楽しめる。つまり空を見上げてブルーインパルスを観てるだけで楽しいのだ。
子どもから大人、初めて見る人から何度も見てるマニアまで誰もが楽しめる航空ショーがブルーインパルス。
ブルーインパルスに興味を持ったひと、見たことあるけどあまり楽しくなかったひと、聞いたことはあるけど…ってひとにブルーインパルスの楽しめるポイントを紹介します。
ブルーインパルスはどこで見れるの?
ブルーインパルスは全国の大空を飛びます。
全国の航空自衛隊の基地で開催される航空祭のほか地域の記念イベントで展示飛行を行なっています。
航空自衛隊の航空祭
航空自衛隊の基地で開催される航空祭に登場します。
ブルーインパルスが展示飛行する航空祭は公式HPのイベントスケジュールにばっちり書いてあります。
記念イベント
ブルーインパルスは各地域のイベントも展示飛行を行なっています。
東松島夏まつりや東北六魂祭(東北絆まつり)のお祭と国体は毎年恒例。そのほかにも各地の記念イベントに参加します。
展示飛行をする年間スケジュールもブルーインパルス・イベントスケジュールにバッチリ書いてあります。
別のブログ記事のブルーインパルスはイベントでどんな展示飛行するのか?も読んでみてください。
記念イベントのブログ記事
展示飛行
ブルーインパルスは
どんなフライトを魅せてくれるの?
ブルーインパルスのフライトを展示飛行といいます。
航空祭の展示飛行と記念イベントの展示飛行の違いと楽しみ方を紹介します。
航空祭の展示飛行
ブルーインパルスの魅力が存分につまった曲技(アクロバット)飛行が見れます。
天気によって4つのパターンの展示課目から決まります。このパターンを区分といって第1区分から第4区分まであります。
天気がいいアクロバットで派手な技がたくさんある第1区分、視界が悪いと第4区分。
高いところに雲があったりいろいろな気象条件でどの展示課目を飛ぶのかを決めます。
天候によっては航過飛行(5区分)のときもあります。
それぞれの区分でしかみれない技もあるのでブルーインパルスを何度でも楽しめる理由です。
記念イベントの展示課目
記念イベントはブルーインパルス6機での編隊飛行がメインになります。
イベントのために構成された展示課目でブルーインパルスの見事なフォーメーション、大空に描かれるスモークを楽しめます。
展示課目の数はイベントのスケジュールや飛行時間によって変わって10課目以上のときもあるし5課目ほどのときもあります。
アクロバット飛行がなくても見慣れた街中の風景にブルーインパルスが編隊飛行でスモークを描くフライトに感激します。
ブルーインパルスってそばで見れるの?
航空祭ではエプロン(駐機場)に駐機してあるブルーインパルスを間近に見れます。
が!ブルーインパルスの最前列は開門早々、シートや椅子で場所取りの争奪が行われます。
そのためよくみれなかったり、いい角度から写真が撮れないことも多いですが基地によってはブルーインパルスの前に撮影スペースが設けられて順番に撮影できます。
静浜基地や防府北基地などの航空祭では近くの基地からが飛んでくるリモートになります。そのときは地上でブルーインパルスをみることはできません。
地域の記念イベントのときも最寄りの基地からリモートになるのでドアップでみたいときは航空祭にいってみましょう。
ブルーインパルスを丸ごと楽しみたいひとにおすすめ航空祭は 松島基地航空祭。
ブルーインパルスの本拠地である松島基地では、オープニングからブルーインパルスがフライト、午前と午後の2回も展示飛行、360°見渡せる地上展示、ブルーインパルスのコクピット公開など堪能できます。
松島基地航空祭の記事
ブルーインパルスのアクロバットってどんなの?
抜群のコンビネーションで目の前をハイスピードで通り過ぎたり、空高く舞いあがったりド派手なパフォーマンスを見せてくれます。
フライトの順番は、編隊→ソロ→編隊→ソロ→編隊と交互にテンポ良く演技していきます。
1番機から4番機は密集して航過したり、スモークを描きながら優雅にフォーメーションが変わっていくアクロバット飛行を披露します。
5番機、6番機のソロ演技はブルーインパルスの機体性能を引き出したダイナミックな飛行が見どころ。アクロバットの真骨頂です。
6機が揃ってチームワーク抜群の展示課目はどれも見応え充分!
書きモノと課目ではスモーク(煙)を使って大空に8の字やハートマーク、星形を大空に描きます。見事に描かれると観客は大歓声!高まるゥー!
ブルーインパルスのスタークロス
ブルーインパルスを楽しく見るには?
臨場感を味わうなら会場アナウンスの聞こえるところがおすすめ!
ブルーインパルスの展示飛行中にはアナウンスとBGMが流れます。
アナウンスでは「会場左手方向をご覧ください!」とブルーインパルスが飛んでくるか方向を教えてくれるため見逃しません。
「会場正面で横転を繰り返しながら急上昇し、一気に地上約三千メートルまで駆け上がります。バーティカルクライムロールでした!」という感じに展示課目の説明もしてくれます。
アナウンスがあると臨場感がゼンゼン違いますので繰り返すけど会場アナウンスの聞こえるところがオススメ!
空を飛ぶ前の楽しみ方ってある?
飛んでるのを見るだけがブルーインパルスじゃありません。
展示飛行は午後から行われます。午前中にはパイロットのサイン会が開催されることがあります。サイン会が始まる前にブルーインパルスの整備士がパンフレットを配っているから手に入れておきましょう!
サイン会の列は大行列!?
パイロットはひとりひとりにとても丁寧に応対しているので大行列も頷けます。
パイロットと整備士の見分け方
青色のユニフォームを着ているブルーインパルスのクルーはパイロットと整備士がいます。
見分けるポイントは左肩のパッチ!
パイロットは赤地に「ドルフィンライダー」と書かれています。整備士は緑色の大地に虹の刺繍で「ドルフィンライダー」です。
赤=パイロット、緑=整備士と覚えればバッチリです。
胸につけているパッチはツアーパッチと言われて毎年デザインが変わります。
ブルーインパルスの展示課目で注目ポイントは?
ブルーインパルスといえば6機が揃ってスモークを描くフォーメーションフライト。
6機編隊の中で4番機の頑張りに注目してみよう。
フォーメーションではいつも最後尾!レター8ではひとりで○を描いて3機を追いかけ、キューピッドでは矢を射抜く。一見地味だけど課目全体をイイ感じにまとめてるのが4番機です。
ソロ・フライトだと5番機。
T-4の性能をフルに活かしたダイナミックなフライトに注目!
ブルーインパルスを操縦する前席パイロットのヘルメットをよくみると5番が逆さまになっています。これは5番機は背面飛行が多いことから逆さにしています。
ブルーインパルスを見るのっていいことばっかり?
いいことばかりのブルーインパルスの楽しみ方なんだけどウィークポイントもあります。
それはひとがすげー多いこと。
ブルーインパルスが展示飛行する航空祭は来場者が万人単位で増えます。
ひとが増えるとどこでも並ぶ羽目になるのは仕方ない。トイレ、屋台、グッツ販売、シャトルバスどれも混みまくります。
そんだけひとがいるとマナーの悪い人も現れます。
目の前で脚立を突っ立てたり、最前列で必要以上の場所とったりヤレヤレなこともある。
嫌になるほどひとがいることを覚悟しておきましょう。
まとめ
ブルーインパルスの楽しみ方を解説しました。
文字で読むよりブルーインパルスを見るだけで楽しさがわかります。そしてまた見たくなります。
タグの「ブルーインパルス」に今まであちこちで見に行った記事を書いています。