横田基地に飛来するC-5M スーパーギャラクシー
横田基地に飛来する航空機で一番大きなヒコーキが
C-5M スーパーギャラクシー
横田スポッターには「ギャラ」の愛称でお馴染みの超大型輸送機。
米軍が運用している巨大輸送機 C-5M スーパーギャラクシーについて解説します。
C-5M スーパーギャラクシーとは?
C-5M スーパーギャラクシーは、ロッキード社が開発した西側最大の輸送機でアメリカ空軍だけが運用しています。一度に大量の物資や兵員を空輸するための戦略輸送機です。
1968年に初飛行してからエンジンや主翼、アビオニクスのアップデートが繰り返されて現在のC-5Mスーパーギャラクシーになっています。
特徴と見分け方
C-5Mの特徴は大きな翼に4発のエンジン、T字尾翼、大きい顔ですがなん言ってもその比類なきデカさ。すげーデカい軍用機を見たらそれがスーパーギャラクシーです。
C-5Mの注目ポイント
- 5つの着陸装置に28輪
- 翼にウイングレッドなし
- 大きなノーズ
- 4発のエンジン
- T字型をした垂直尾翼
C-5Mの任務
世界中に兵站輸送。
比類なきビッグボディーで世界中に物資・兵員を輸送しています。
重量物ならアメリカ軍の主力戦車M1エイブラムスを 2両(120t)を搭載できるし、貨物室を与圧することで兵員 600 名を搭乗させることもできます。
C-5Mのコールサイン
C-5MがフライトするときのコールサインはRCH(リーチ)
世界中どこを飛行するときでも RCH のコールサインがほとんどです。
2022 年の横田基地友好祭で地上展示で外来したときは HEFTY(ヘフティー)というレアなコールサインでした。HEFTY はトラビス基地で飛行するときに使われているコールサインのようです。
C-5Mはどこで見れるか?
横田基地で見れます。
横田基地は、極東各地に展開している米軍へ物資・兵員を輸送する中継基地になっているのでいつか判りませんが C-5M ギャラクシーを見ることができます。
飛来したときはツイッターで「横田基地」を検索すると画像が続々と投稿されます。
横田基地友好祭
いつくるか判らない C-5M をまってらんない。
そんなひとは横田基地友好祭に出かけましょう。
毎年、横田基地で開催されるフレンドシップ・フェスティバルの地上展示ではほぼ確実にC-5M ギャラクシーを見れるます。
見れるというか、C-5M の中に入れます!
口を開けた C-5M ギャラクシーにみんなが吸い込まれていきます。
機内では、C-5Mを運用している部隊のクルーがTシャツやワッペンなどのグッズを販売しています。
そこまま機体後部まであるけるギャラの通り抜けができます。
フライトレーダー
C-5M スーパーギャラクシーはフライトレーダーで見ることができます。
C-5Mの性能
米軍の超大型長距離輸送機のスペックを紹介。
全長(機体 ) | 75.3m |
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全幅 | 67.89m |
全高 | 19.84m |
高さ(貨物室) | 4.11m |
幅 | 5.79m |
長さ | 43.8m |
長さ | 43.8m |
最大積載量 | 127,460kg |
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貨物ハッチ | 胴体後部、機首部 |
航続距離 | 12,964km |
速度 | 834km |
参考文献:Fact-Sheets C-5M
C-5M のクルー
C-5Mは、7人で飛ばしています。
- パイロット
- コパイロット
- フライトエンジニアx2
- ロードマスターx3
離着陸性能
超大型輸送機の離着陸性能
着陸装置 | 5セット |
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着陸ギア | 28輪 |
着陸距離 | 1,646m |
離陸距離 | 1,097m |
大きな期待の割に車輪が小さいけど28輪も!!
C-5Mを運用している米空軍の部隊
- トラビス空軍基地(カリフォルニア州)
- ドーバー空軍基地(デラウェア州)
- ウェストオーバー予備役空軍基地(マサチューセッツ州)
- ラックランド空軍基地(テキサス州)
その他の横田ヒコーキ図鑑
横田基地でみることができる軍用機・民間機を 横田ヒコーキ図鑑で図鑑にしてます。