初めての航空祭、ばっちり楽しむために知っておきたい航空祭パンフレット用語を解説

航空機の情報

航空祭パンフレット用語を徹底解説

災害援助での活動、領空侵犯の対応でのスクランブル発進、海外への派遣など様々なところで活躍している自衛隊。
バラエティ番組で特集されることも多くなってきたことで自衛隊の認知度も高くなってきた。

そんな自衛隊は国民向けて広報活動をしています。
なかでも人気なのが航空自衛隊の基地で年に一度、開催される『航空祭』
たくさんの航空機が空を飛び回る姿を見に行きたくなったひとも多いはず!?

そんな航空祭ルーキー達が初めて航空祭を観に行ってもワンランク上の楽しみ方ができるように航空祭の独自な用語をざっくり解説していきます。

航空祭パンフレットとは?

航空祭が近づくと基地のホームページやツイッターで航空祭パンフレットが公開されます。
そのパンフレットの裏には航空祭のスケジュールや見ることができる航空機などが掲載されていてどんな航空祭になるのかわかります。ただし航空祭ルーキーには書いてある記号や独特の用語の意味はさっぱりわかりません。用語の意味を理解することがばっちり楽しむこのと第一歩です。

パンフレットの画像をスマホに保存しておくと航空祭の日にスケジュールを確認するのに便利です。当日は基地のゲートを通った先で自衛官が配っていますのでそれもゲットしておきましょう。

航空祭パンフレット用語を解説

天候偵察

航空祭が始まる前に基地周辺の上空がどのくらい見通せるか(視程)、雲の高さや厚さなどの天候偵察に飛行機が飛びます。これは航空祭で安全に戦闘機や輸送機が飛べるを確認しているのです。
天候偵察の飛行機の離陸シーンから航空祭の始まりと言っても過言ではありません。

オープニングフライト

航空祭のオープニングを飾るフライト。管制塔の前を時間ピッタリで航過してショータイムの始まりです。オープニングフライトは基地を代表するぶ航空機が飛行します。

松島基地はブルーインパルス、小松基地はF-15、岐阜基地は異機種混合、三沢基地は日米合同など各基地の特色があるフライトは必見です。

飛行展示 / 展示飛行

自衛隊の航空機が飛んでいるところを披露してくれます。
航空機が飛ぶプログラムを総称して飛行展示(展示飛行)といいます。

飛んでくるのは、右から左?左から右?
どちらから来るかはその時次第です。会場アナウンスを聞いて備えましょう。
もしナレーションが聞こえないときはデカいカメラを持ったひとがレンズを構えた方向を見れば間違いありません。

航過飛行

展示飛行のなかで会場上空を航空機が通り過ぎる航空祭ではベーシックな展示です。
1機だったり編隊飛行だったりいろいろなパターンがあります。
カメラの準備はいいですか?シャッターチャンスです。航空機が目の前を横切っていく姿をじっくりと見れます。

機動飛行

航空祭の花形プログラム。
戦闘機が急旋回、急上昇などの激しい動きと轟音にアナタはすっかり虜になります。
あまりの轟音にちいさなお子様は泣き出すことも!?
F-2は華麗、F-15は豪快、F-4は精一杯と戦闘機によって個性が違う機動飛行は見逃せません。
SNSに投稿されるカッコいい写真は機動飛行のワンシーンです。
シャッタースピードを高速にしてフォーカスはサーボで追従させましょう。

捜索救難展示

救難最後の砦と言われる航空救難団のデモンストレーションです。
U-125A(救難捜索機)とUH-60J(救難ヘリコプター)のチームが飛行します
U-125Aが真っ先に到着してサバイバーを捜索、UH-60Jから救難隊員が降下して要救助者を助け出します。雨天の航空祭でも安定のプログラムです。

UH-60Jを撮るときにはシャッタースピードを1/200以下にしてローターをブレさせるとカッコよくなります。撮影後にシャッタースピードを戻すことをお忘れなきよう。

デモスクランブル

スクランブル発進のデモンストレーションです。
漫画を読んだり、スマホで遊んでいる(←演出)パイロットと整備員がアラートが鳴るや否や
椅子を吹っ飛ばし猛ダッシュで戦闘機に駆け寄りってエンジンスタート、あっという間に戦闘機を発進させていきます。
領空侵犯という一刻を争う事態から彼ら自衛官が護ってくれている姿をデモとして見ることができます。

地上での展示なので前列にいないと見れません。

模擬空対地射爆撃デモ

地上(海上)へ攻撃することを想定したデモンストレーション。
戦闘機がさまざまなパターンで地上に迫ってくる展示飛行をします。
基地によっては地上から戦闘機を迎撃するVADS(機関砲)も登場して臨場感あふれます。

編隊飛行

複数の航空機が並んで飛ぶ展示飛行です。
編隊飛行にはいろいろな形があって奥が深くエシュロン、デルタ、傘型などスタンダードな編隊飛行の他に富士山隊形などファンサービス満点のスペシャル編隊も見れることもあります。
写真撮影は編隊の形が分かるように撮影するのがポイントです。デカすぎるレンズだと単機と変わりません。

偵察飛行

日本唯一の偵察部隊である第501飛行隊の展示飛行。
偵察といった静かに、穏便にというイメージを打ち破るハンパない爆音でRF-4というベテランの機体が飛びまわる荒ぶる偵察飛行に度肝を抜かれます。
百里基地の航空祭では時速700kmで飛行するRF-4の手振れ写真を量産するカメラマンをよそに1発でブレのない写真撮影をしてくれます。

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ブルーインパルスウォークダウン

整備員とパイロットによる発進するための準備手順を披露するショー(儀式)です。
整然とウォーキングするパイロットが次々に機体に乗り込み、整備士とともにエンジンスタートしていく様を見るためには前列の位置取りが必須です。

ブルーインパルス展示飛行

日本唯一のアクロバット専門チーム「ブルーインパルス」の展示飛行
青空快晴の日は迫力のあるアクロバティックな展示飛行、悪天で雲だらけだと地上走行になる幅の広いプログラムです。

今日見たアクロバット飛行は別の日には違ったフライトになることもあります。
天気次第でいろんな展示飛行のパターンがあることで何度見ても新鮮な感じになります。

密集した編隊飛行や大空に描かれるスモークのハートやサクラなどブルーインパルスでしか見れないシーンはシャッターチャンス。
寄っても引いても映える写真が撮れます。 #ブルーインパルス


地上展示

近い距離に航空機を置いて写真撮り放題にしてくれる展示を地上展示といいます。
基地に所属している航空機の他にも他の基地から地上展示のためだけに飛んできてくれる航空機もいます。
特にスペマ(スペシャルマーキング)と呼ばれる特別な塗装が施された機体に人気があつまります。

各基地がその年のスペマを他の航空祭に参加させて披露してくれることも多くファンは大コーフンするのです。

地上展示は航空機だけではありません。
ニュースで話題になる「ペトリオット」は地上展示の定番商品です。
千歳基地、三沢基地ならでは地上展示、除雪車がお待ちしています。

航空自衛隊の他にも陸上自衛隊のヘリコプターAH-1SやOH-1、海上自衛隊のP-3C哨戒機など自衛隊の垣根を越えた展示機を見ることができるのも楽しいところです。

地上に停まっているので手振れの心配はありませんが動かないので太陽光が気になります。順光で撮れる時間に撮っておくのがベストです。

装備品展示

パラシュート、サバイバルキット、救難装備、射出座席、模擬弾、エンジンからミサイルまで様々な道具がみれるのが装備品展示です。
じっくり見てると肝心の飛行展示を見損ねるのでほどほどにしましょう。

コクピット展示

現役の戦闘機コクピットは大人気で行列は覚悟。空いている朝一に並ぶのおすすめです。はじまってから並ぶと思っている以上に時間かかかって肝心の展示飛行が見れなくなると残念です。
もちろんコクピットには座れません。コクピット内の写真を撮れない基地も多いので並ぶ前に確認しましょう。

花自動車

キッズたちが乗車してエプロン地区をぐるっとひとまわりする人気の車
「自衛官の手作りレベルww」と侮ることなかれ、美大も真っ青のクオリティー

一日基地司令

航空祭の日に地域に所縁のあるひとが1日基地司令が任命される基地があります。
基地司令は、タスキを掛けて基地内を巡回していますのでエプロンでばったり会えるかもしれません。空将補と写真を撮れる機会なんて滅多にありません。シャッターチャンスです。#一日基地司令
築城基地航空祭 一日基地司令 沼田萌花さん(中津市出身) 2014年ミス日本グランプリ

任命されるのは1名が多いですが浜松基地では毎年、ミス浜松の3名に委嘱されます。

プログラムに書いてあるアルファベットと数字

展示飛行のプログラムにアルファベットと数字が書いてあります。
このレターは航空機の種類で頭のアルファベットをみるとどんな飛行機なのかわかるので知っておくと見逃しません。

F-xx:戦闘機 (Fighter) F-15、F-2、F-4
C-xx:輸送機 (Cargo) C-1、C-130
T-xx:練習機 (Training) 例:T-4、T-7
U-xx:汎用機 (Utility) 例:U-125A、U-4

航空祭と言っても初めから最後まで飛びっぱなしではありません。
戦闘機が見たい!! なら F と書いてある時間は必見です。

エプロン(駐機場)

いつもは航空機の駐機場ですが航空祭のときは観覧席。
地上展示の航空機を展示してあって自由に見ることができます。
滑走路に一番近いロープ際はベテランの定位置です。
どんな雨天でも飛び立つことを信じ続け決して動かない彼らはまるで地蔵のようです。

ハンガー(格納庫)

普段は航空機を雨露から守り機体整備などが行われています。
航空祭のときは装備品の展示や真夏の太陽から守ってくれる休憩所になります。
雨を凌げるのはハンガーだけ。雨の日は一番の大人気のスポットです。

パンフレットの用語はこれでマスターも同然です。
あとは航空祭に行ってみて楽しむだけです。