東京ゲートブリッジ すべての橋桁が接続完了
東京港に建設中の独特なフォルムが印象的な『東京ゲートブリッジ』
架橋のたびにビルのような橋桁を起重機船が吊り上げてどんどん延ばしていった。
そんなショータイムも本日がグランドフィナーレ。
レインボーブリッジの倍近くある全長 2.9kmの東京ゲートブリッジがつながっちゃう世紀の瞬間を調査報告。
若洲、朝6時の架橋現場
現場の朝は早い。
早起きして若洲に着いてみると本日の主役、深田サルベージ建設の 3000t 吊級大型クレーン船「富士」が、すでにデカイ桁橋を吊り上げてお仕事中。ちなみにまだ朝6時 🥱
起重機船 富士は深田サルベージでNo.2の吊上げ能力。ちなみにナンバーワンはは 3700t級「武蔵」
東京ゲートブリッジの橋桁
そろーりそろーりと動いていていつの間にか接続ポイントまで前進完了。不安定な海上で2000t 近い橋桁をひとリで持ち上げたまま動くなってスゴイ!
カラフルなフックがおしゃれ。
可愛いカラーリングしてるけどひとつで750tを吊り上げちゃうすごい力持ちフック。
起重機船 富士のブリッジにはキュートな「まんぼう」の絵。
東京ゲートブリッジの断面
二度と見れない東京ゲートブリッジの断面。よくみると強度の高い三角形になっている。
架橋現場の見学者
本日のショータイムはたくさんの人が見学。
架橋工事には何度も来ているけど、はじめての釣り人より見学者が多かったびっくりするほどの人手。
誰もが浮かれるフェスティバルでクレーンを熱く語っている集団、三脚に乗ってくるくる回っている人とかやばい人も多い。
工事現場の見学ではおなじみの顔ぶれもちらほら見かけた。
東京ゲートブリッジの桁橋
東京ゲートブリッジの橋の種類は『トラス橋』、トラス橋は三角形の鋼材がポイント。ちなみに横浜ベイブリッジは斜張橋、レインボーブリッジは吊橋。橋を見比べるとおもしろい。
ゲートブリッジは建造に制約が多い橋で近くに羽田空港があるため橋の最上部は海上から98m以下、橋下は大型客船が通れるように海面から54m以上になる必要があります。
羽田空港に着陸する飛行機も近くに見えます。
橋脚の真下で見学する羨ましい人たち。近すぎでよく見えていないかも!?
浚渫(しゅんせつ)船「雲取」
架橋作業とは関係ないけど雲取船団の団長であるバケット式しゅんせつ船「雲取(くもとり)」も作業中。
浚渫船とは東京港湾局の所有する船で底に溜まった泥をすくう船。雲取が泥をすってくれているおかげでたくさんの船舶が東京湾を安全に航行できるのだ。
雲取は日本で唯一のバケット式浚渫船でレア船。こっちも見学したい。
東京ゲートブリッジ、つながる
8時過ぎ。
多くのギャラリーに見守られながら東京ゲートブリッジがつながりましたが、まだまだ調整があって作業は続きます。
東京ゲートブリッジは開通すると無料で通行できるようになります。開通前のイベントも楽しみ。
開通後も歩行者が歩いて渡れる新しい観光スポットになりそう!?
LEDでライトアップされた姿も気になります
日テレのスタッフ
こんなステキなフィナーレに水をさしていたのが日テレ。
日テレのスタッフがくわえタバコにデカイ声でロケ。
たくさんのギャラリーの冷ややかな視線に気がついていない。テレビの人間は偉いと思ってるテレビ関係者の思い上がりはみっともない。