福岡の赤レンガ建築 福岡市赤煉瓦文化館
福岡の赤レンガ建築。
旧松本家住宅を設計した辰野金吾の設計した旧日本生命保険相互会社 福岡支店があります。
今は福岡市赤煉瓦文化館として保存・活用されています。
福岡市赤煉瓦文化館の外観
赤レンガに白い花崗岩のボーターというひとめで辰野金吾らしい外観。
大きな赤レンガ建築がそのまま保存されているのでここだけ明治時代のようです。電線もなくて写真を撮るには絶好のロケーション。
堂々とした緑錆のドーム。スレートもいい感じ。
窓の装飾もシンプルだけど美しい。
福岡市赤煉瓦文化館の館内
館内に入ってみると棟札がありました。
辰野・片岡の師弟コンビの設計。
赤煉瓦文化館のマントルピースはとてもご立派。旧松本邸と似ているアールデコな円形。
階段は鉄製でイギリスの大手製鋼会社だったドルマンロング社の鋼材をつかっています。その当時の官営八幡製鐵所では鋼材を作れかなったので輸入したようです。
2階に上がると立派ならせん階段は登れません。
ゆっくりと館内を堪能して外に出てみるとすっかり日が暮れていてライトアップ。
辰野金吾博士 作品集成絵図
設計者である辰野金吾が還暦祝いに贈られた「辰野金吾博士 作品集成絵図」(レプリカ)が飾ってありました。その絵には辰野作品が並ぶ架空の街並み。実際にあったらどんなに素晴らしい街になんだろう。
辰野金吾の代表作品45点が描かれています。
代表作である日本銀行と東京帝国大学工科大学を中心に配置されています。一番後方で存在感を放っているのが東京中央停車場です。
福岡市赤煉瓦文化館の見学情報
9:00am ~ 10:00pm
休館日:毎月最終月曜日(祝日のときは翌平日)、12月29日~1月3日
旧日本生命保険九州支店のたてものデータ
竣工 | 1909(明治42) 年 |
設計 | 辰野金吾・片岡安 |
建物 | 国指定重要文化財 |
所在地 | 福岡市中央区天神一丁目 |
見学情報 | 福岡市赤煉瓦文化館 |