避難所の防災ピクトグラム一覧 全12種類の取説

避難所の防災ピクトグラム  全12種類の取説

防災ピクトグラムの取説

伝えたい情報を視覚化してデザインしたピクトグラムは国籍や言語が異なっても情報が伝わります。

つまり…。

避難誘導に最適!!

以前は、避難所の表現がバラバラだった標識・看板が東日本大震災をきっかけにして、避難誘導のピクトグラムが統一されました。

災害の避難誘導標識に使われている防災ピクトグラム

誰にでも情報が伝わるようにデザインされていますが、いざというときに慌てないように防災標識・防災ピクトグラムの意味を解説します。

防災ピクトグラム  全12種類

防災ピクトグラムのデザインは12種類。

避難関連4種類、注意関連3種類、災害種別5種類をそれぞれ解説します。

防災ピクトグラム  全デザイン 12種類

避難図のピクトグラム(4種類)

避難する所に設置されている避難所のピクトグラム。

「避難場所」「避難所」「津波避難場所」「津波避難ビル」の4種類あります。

避難場所ピクトグラムの意味

避難場所とは、災害が起きたときに避難できる大きな公園やグランドなどの広いスペースがある場所。

災害があっても安全な場所です。

避難場所は一時的に避難できるところ。

避難備蓄はないので長く避難するには不向きです。

避難所ピクトグラムの意味

避難所とは、住居から避難したひとや、居住の場所を確保できない被災者が一時的に滞在できる施設で学校の体育館や公民館などが避難所になっています。

避難所には食料品や毛布などの災害用品が備蓄されています。ただし、重要なのが避難所は開設されないと使えません。

自治体・地域防災担当のひとが鍵を開けたりした後に使えます。避難所の状況は市町村のホームページなどで必ず確認しましょう。

津波避難場所ピクトグラムの意味

地震で発生する津波から一時避難・退避できる高台や丘などの場所。一時避難施設なので避難物資などの備蓄はありません。

津波による浸水の恐れのない地域では高台や丘でも指定されません。

重ねるハザードマップ
津波避難場所

津波避難ビル ピクトグラムの意味

津波から避難するときに、近くに高台がなくて避難する余裕がないときに一時的に緊急避難する場所が津波避難ビルです。津波避難ビルは一時避難施設なので避難物資などの備蓄はありません。

避難困難地域内に立地して耐震性、津波に対する構造的安全性を確保しているビルが指定されています。

津波避難ビルに避難しても安心できません。エスカレーター、階段などを使って上階に移動することが重要です。ビル内の案内を素早く探して上階に移動してください。

津波による浸水の恐れのない地域は津波避難ビルの指定はありません。

重ねるハザードマップ
津波避難場所

災害の種別図のピクトグラム

自然災害の種類図は「洪水・内水氾濫」「津波・高潮」「土石流」「崖崩れ・地滑り」「大規模な火事」の5つの災害種別があります。

洪水・内水氾濫ピクトグラムの意味

洪水・内水氾濫のピクトグラムは高い水位で波打っている図です。

洪水は豪雨などにより増水したことによる河川の氾濫や堤防が決壊したことで浸水する現象。

内水氾濫とは、豪雨で下水に流れ込んだ水が排水能力を上回りマンホールから水が溢れだすることで浸水する現象。

「洪水」と「内水氾濫」は避難方法が類似であるためピクトグラムが共通化されています。災害種別図 - 洪水・内水氾濫

津波・高潮ピクトグラムの意味

津波・高潮のピクトグラムは大きな波が押し寄せている図です。

津波とは、地震や火山活動などによって海水が短時間に変動して周囲に波として広がる現象。波長が長く勢いが衰えず連続して沿岸に押し寄せる現象。

高潮は、台風や発達した低気圧などによって海面が吸い上げられて海面が異常に上昇する現象

「津波」と「高潮」は避難方法が類似であるためピクトグラムが共通化されています。災害種別図 - 津波・高潮

土石流ピクトグラムの意味

土石流のピクトグラムは山から土石が流れ落ちてくる図。

大雨などによって土石、土砂が一気に河川・渓流の下流へ押し流される現象。災害種別図 - 土石流

崖崩れ・地滑りピクトグラムの意味

崖崩れ・地滑りのピクトグラムは山から土石が崩れ落ちてくる図。

崖崩れとは浸水や地震などで地盤がゆるみ、斜面が崩れ落ちる現象。

地滑りとは斜面の一部、または全部の斜面が下方にゆっくりと滑って移動する現象災害種別図 - 崖崩れ・地滑り

大規模な火事ピクトグラムの意味

多くの建物が火事になっている図。

地震の影響などで火事が発生した場合に、大規模な延焼となった事象。災害種別図 - 大規模な火事

注意図のピクトグラム

災害が発生する危険のある地域に設置される注意図は「津波・高潮」「崖崩れ・地滑り」「土石流」の3種類。

注意図は、災害が発生したときに影響を受ける地域であることを周知させるためのピクトグラムです。

災害が発生する危険のある地域は、重ねるハザードマップで閲覧することができます。

※ 「洪水・内水氾濫」「大規模な火事」の注意標識はありません

津波・高潮ピクトグラムの意味

地震が起きたとき津波が来襲する危険のある地域、または台風など低気圧の接近による海面上昇によって高潮が発生する危険のある地域を示します。

重ねるハザードマップ

崖崩れ・地滑りピクトグラムの意味

大雨や地震による崖崩れ・地滑りが発生する危険のある地域を示します。

防災ピクトブラム - 崖崩れ・地滑り

重ねるハザードマップ
地すべり・急傾斜地崩壊のリスク情報

土石流ピクトグラムの意味

大雨などによって山から土石流が発生する危険のある地域を示します。

防災ピクトブラム - 土石流

重ねるハザードマップ
土石流のリスク情報

その他のピクトグラム

防災ピクトグラムを補完する2種類のマークがあります。

適不適表示マーク

防災看板に災害の種別図とセットで表示されるのが適不適表示マーク。
その避難場所がどの災害に適しているか、 適していないかを表示する図記号。

適不適表示マーク

方向矢印マーク

避難経路や誘導、情報などに用いられる図記号。
左・右・直進・斜めの方向を示します。

戻れはありません。

地震のピクトグラムは無いのか?

防災標識に地震のピクトラムがない理由は、地震が直接的な避難の要因にならないから。

地震が発生したことで、沿岸は津波、都市部は大規模な火事、山間部なら地滑り・崖崩れなどが発生する危険があります。

地震によって発生する災害を想定した避難が必要になるので災害種別図記号に「地震」の図記号を設けていません。

災害種別図 - 地震

※ 自治体によっては避難看板に地震のピクトグラムがある場合もあります。

FAQ よくある質問とその答え

防災ピクトグラムの種類はいくつありますか?
全部で12種類あります。
災害種別(5)、注意図(3)、避難図(4)
避難所と避難場所の違いはざっくりと何ですか?
避難所=滞在できる(防災備蓄あり)
避難場所=一時的に避難(防災備蓄なし)
災害時は避難所に行けばいいですね?
避難所は開設される(鍵を開けてもらう)必要があります。
自治体の避難所開設情報を確認してから避難してください。〇〇市 避難所 開設 で検索!
避難所・避難場所のどこに避難してもいいですか?
災害に適している避難所か確認してください。例えば、豪雨から避難するときに崖の下の避難所は適していません。

関連リンク

防災標識を設置・表示するに自治体・施設が検討する際の参考にするガイドブック。避難誘導標識についての具体的な意味が記載されています。

防災標識ガイドブック 災害種別避難誘導標識システム

 

 

 

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