JAMSTEC横須賀本部で有人潜水調査船しんかい2000のコックピットに潜入!

船舶の調査報告書

有人潜水調査船しんかい2000のコックピットを見学

海洋研究開発機構(JAMSTEC)横須賀本部の施設一般公開。

メインイベントは海洋調査船かいようの体験乗船と有人潜水調査船しんかい2000のコックピット見学会。どちらもJAMSTECの海洋研究で重要な役割を果たしている船舶。特に、しんかい2000は映画「日本沈没」にわだつみ2000として出演して日本を沈没から救ってくれたカスリマ潜水艇。2004年3月に退役するまで1411回も潜航したすごい潜水調査船なのだ。

囲いがないので「しんかい2000」にグイグイ近づける。深海探検してきたマニュピレータとサンプルバスケットをまじまじ観察。

しんかい2000コックピット見学会抽選会場

しんかい2000のコックピット見学は1時間に4回潜行で各3名×4ミッションの合計72名のクルーが抽選で選ばれる狭き門。(もちろん水中には潜らない。)

しんかい2000の抽選場所に向かうと…。とても当たりそうにないくらい人集り…!
第一回の抽選がはじまってもエクセルで作られた抽選アルゴリズムに問題があってなかなか当選者がでない。配ってない番号まで当選番号になりまくる技術者らしくない失態に会場はイライラモード。やっとでた当選者が出ても拍手は無いどころか舌打ちが聞こえてきそうな雰囲気。

この殺伐とした雰囲気はどこかで…。嗚呼、あの時、ちきゅうシミュレーターの見学会と一緒だ!
またしても JAMSTEC の抽選会。大人をホンキにさせる魅力があるようだ。

第1回目の抽選は案の定ハズレ。
人が押し寄せるなか第2回の抽選券をもぎ取りにいく。ハズレた人に到着した人が加わってハズレ確率がどーんと跳ね上がっていく。

第2回のしんかい2000コックピット見学会の抽選会まで施設を見学。
スタンプラリーやクイズに参加してJAMSTECの活動を勉強しながらノベルティーをあつめる。どの会場も子どもからおとなまで賑わっていた。

1時間後の第2回「しんかい2000コックピット見学会」抽選会に向うと…。さらにものすげーひと。これはキビシィなぁ。先ほど不調だった抽選マシーンは配布番号だけを選出するように改良されていた。わすかな時間でバージョンアップとはさすがエンジニア。

生まれ変わった抽選マシーンでさっそく抽選が始まる。ジャカジャカジャカー。番号はーー。

どっかで見た番号?アレ?おれ?オレ当選!!
さすがエンジニア!さっきは失態とか言って悪かったよ。サンキューありがとう!
今回も当選者に拍手はなし。拍手なんかいらないもん!ガハハハ。ウレシー。

しんかい2000コクピット見学、船内へ

すぐに乗艇なんでそのまま待機。待ってる間でしんかい2000を裏側から見物。
こちら側にはラッキーな3人しかいないから存分に見れる当選者の特典!

注意事項を聞いたらしんかい2000に乗艇。もちろん土足禁止。
ココが入口でかなり狭い。靴を脱いでカメラだけ持ってはしごを慎重に降りていくとそこは「しんかい2000の耐圧殻」

しんかい2000の耐圧殻

「しんかい2000へようこそ」とナビゲーターの挨拶でコックピット見学会が始まる。もう大興奮!

耐圧殻の第一印象は「せまっ!」予想以上に狭い3人乗り。今日は新人クルー3人とナビゲーター1名の計4人乗りなのでなおさら狭い。椅子などはもちろんなく(緑色の)クッションが敷いて座って活動するそうだ。

小さな3つの窓から外を見るとなんだが深海を潜ってる気分。

しんかい2000の操縦レバー
光の届かない深海を操縦するには頼りないくらい普通のスティック。窓から外を見て操縦するわけじゃなくて深度や速力などの数値を見て操縦するみたい。

限られたスペースに様々な計器が並んでいる。タイラップで固定された計器に親近感。

操作パネルはボリュームとかオンオフだけのスイッチで意外とアナログな感じ。

メーターもアナログ。下手なデジタル機器よりもアナログの方が信頼性が高い!?

限られたスペースなので必要最小限の装備しかない。トイレもない。

さっきから聞いているナビゲーターの説明がリアルすぎる!? よくよく聞いてみるとただのオジさんではなくホンモノのパイロット!

折角なので質問をしてみた。

潜水していてヤバイと思ったことはあるか?
玄界灘で激しい潮流にあったときだ。
2速までで十分なレバーを3速に倒してもまったく動かなかった。
触れたことのないボタンはあるか?
そこの赤い釦だ。非常系の釦で今まで押したひとは誰もいない。
水圧や気圧の差を感じることはあるか?
ない。いつもと変わらない。
海上と通信する手段はあるか?
音波で通信する。
なにか面白い話はないか?
潜行するときは右にくるくるとコンパスのように回転しながら潜る。
理由はわからない。100回に1回くらい左回りのときもある。

驚きの時間はあっという間に終了。もっと話を聞きたかった。名残惜しい。
しんかい2000から離艇するまえに見上げた図。限られたスペースに計器が整然と詰まっている。

 

耐圧殻から出て「しんかい2000」の背中をパシャ。真っ平らである。

短い時間だったけどしんかい2000のコックピットに入れたとても貴重な体験ができた大満足な一日だった。更にしんかいに興味湧いてきた。現在の深海調査船はしんかい6500。しんかい2000の退役後はフル活躍で忙しいみたいだけど機会があったら公開してほしい。

当たると思ってた海洋調査船かいようの体験乗船抽選は外れちゃったよ!
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JAMSTECの施設一般公開はいろんな地区で年に数回開催される人気のイベント。機会があったらおとなの社会見学をしてみて。おすすめ!

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