地球深部探査船「ちきゅう」を見学 神戸港 六甲アイランドで一般公開

地球深部探査船「ちきゅう」を見学 神戸港 六甲アイランドで一般公開

地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開 神戸港で見学

JAMSTECの地球深部探査船「ちきゅう」が神戸港 六甲アイランドで一般公開

テクノオーシャン2010のプレイベントとして一日限りの開催。

「ちきゅう」は世界で初めてライザー掘削技術を導入した科学掘削船。
海底2500mをパイプで繋ぎ、地球をガリガリと7000mも掘ってしまう超弩級の地球深部探査船で海底下をより深く掘削する。

昨年も新宮の一般公開でも見学したけど再び調査報告します。

地球深部探査船「ちきゅう」の外観

昨年の激混みっぷりから今回は早めに現場へ向かう。
30分前に着いたけどすでに大行列になっていて地球深部探査船「ちきゅう」の人気っぷりがわかる見学会。

さっそく相変わらずのステキなフォルム、ヘリポートとデリック(櫓)が目を惹きます。

神戸港でちきゅうの一般公開に並ぶ人たち

ちきゅうの全体を撮ろうにもなかなかカメラに納まらない。
全長 210m、新幹線8両相当。なげー!
全高 130m、30階建てビル相当。でけー!

下の黒い粒がヒト。日本の造船史の中で戦艦大和の次に巨大な船らしい。
戦艦大和の次に巨大な船「ちきゅう」

地球深部探査船「ちきゅう」の船内

「ちきゅう」船内のブリッジ、居住地区、研究区画が一般公開されました。

ちきゅうLIBRARY

ちきゅうの船内に入って居住地区始めの部屋は「ちきゅうLIBRARY」沈黙の艦隊はもちろん、古典落語からゴルゴ13まで品揃えは豊富。
図書室 ちきゅうLIBRARY

ちきゅう診療所

次はちきゅう診療所。薬棚を見て、ん?
普通に売ってるメイドインニッポンの薬が多い

果たして外国人クルーに効くんだろうか…。
ちきゅう診療所の薬棚

ちきゅうの船橋

ちきゅうを操船するブリッジも一般公開。

ちきゅうの状況のすべてがわかるモニタやレーダーがズラリと並んでいる。
ちきゅう船橋のモニタ

巨大な船体と比べて、ちいさい操舵。
ちきゅうの操舵

ESD 緊急遮断システム、エンジンやファンを緊急遮断するためのシステム
ちきゅうのESD 緊急遮断システム

ブリッジからの眺めはヘリポートがあるためにそんなによくない。
ヘリポートには30人乗り大型ヘリコプターが発着可能。
ちきゅうんのヘリポート

デリック

ちきゅうで印象的なのがデリック。
デリックの高さは70.1m。東京証券取引所ビルが船の上にのってる感じ!?

1,250tの吊り下げ能力のある櫓でライザーパイプで吊り下げ、海底を掘削して、海底からコアサンプルを採取する。

パワースイベル

昇降装置の動滑車の下に取り付けられる機器。
掘削のための回転を与えるモーターで 10,000m のドリルストリングを吊り下げて回転させることが可能。掘削時の掘削泥水圧入用ホースの接続口でもある。

ちきゅう デリックのパワースイベル

掘削刃(ビット)

掘削刃(ビット)は海底下の地層を掘り進める掘削ビットと地層を掘り抜きコアサンプルを採取流する特殊用途ビット(コアビット)があります。

コアカッティングエリア

ラボ・ルーフ・デッキのコアカッティングエリアで海底の地層から回収された9.5 m のコア試料を調べやすいように1.5 m 間隔に切断するところ。コア試料のコアカッティングエリア

コア・プロセッシング・デッキ

コアカッティングエリアで切断された 1.5 m のコア試料は、X線 CT スキャナでコア 試料の内部構造を非破壊物性測定などを行います。

特別なCTスキャナではなく医療用とおなじです。

「ちきゅう」のX線CTスキャナ

ほかにも様々な研究施設を完備していてまるで研究所そのもの。
それにしても外国人クルーは無駄にカッコいい。絵になり過ぎ。
ちきゅうの外国人のイケメンクルー

微生物ラボ

「ちきゅう」の研究区画には凍結保存・培養を行える本格的な装置も完備。
サンプリングしたコアは高知コア研究所にさらに詳しく調査されます。

海底深く採掘したコアには危険なガスが含まれている感応製があるのでマスクは必需品

「ちきゅう」の居住区

居住区をチラ見した。

シングルルームでも居住性はたかそう。
ちきゅうは船体がデカイぶん他の船に比べると揺れが少なく快適で過ごしやすいそうです。
ちきゅうの居住区

アトラクション「ちきゅう」待ち

外を見ると…。

ずらーーーと並んだ、ちきゅうの乗船待ちのひとひとひと。さっきよりものすげー増えてる!
まるでディスニーランドの人気アトラクション以上の待ち行列…。
ちきゅうの乗船待ちの行列

プラント工場のように張り巡っている配管。
ちきゅう船内の配管

噴出防止装置(BOP)

ガンダムの強化パーツのようなものは噴出防止装置(BOP)

海底に設置する装置で多数の安全弁から構成されて海底からの噴出が「ちきゅう」にダメージを与えるのを防ぐ防御装置。

指先で見えるのはひと。比べると巨大さがわかる。
ちきゅうの噴出防止装置(BOP)

どんだけ巨大かというとズームアップすると遮断弁のひとつと人がほぼ同じ大きさ。
噴出防止装置(BOP)とひとを比較

ムーンプール

前回の見学では見れなかったムーンプールが見えるポイントを通れた。

ムーンプールは「ちきゅう」のほぼ中央にある掘削用プールの名前。プールの海面に月が映っていたことからムーンプールと呼ばれたとか?

ムーンプールからドリルパイプやライザーパイプを海面に降ろします。
ムーンプールと噴出防止装置(BOP)

ムーンプールの大きさは12 m × 22 mもある。

ちきゅうのムーンプール

ライザーパイプ

ライザーパイプはちきゅうと海底のBOPを結ぶパイプ。

これをデリックで繋いで海底にぐいんぐんと伸ばしていって最大2500mの深さまで伸ばすことができる。
ちきゅうのライザーパイプ

地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開まとめ

見学コースの要所には JAMSTECのスタッフたちが配置されて質問にも快く答えてくれました。

ブリッジや研究ラボなど「ちきゅう」の仕事場から居住区や図書館といった日常の場所までまるごと見学できた貴重な機会でした。

地球深部探査船「ちきゅう」は1日だけの一般公開だったので大人気! 14時半に並んで乗船できたのが夜19という記事も見かけました…。

最終的には9200人も見学に来船したようです。

「ちきゅう」はどこを見ても珍しい船なので見学の機会があったらカメラを持って見学してみよう。

地球深部探査船「ちきゅう」一般公開のポスター

JAMTECのツイッター

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