進化する大橋ジャンクション。未来へ続く日本最大の地下トンネル工事をおとなの社会見学

おとなの社会見学

中央環状線 山手トンネル、地下シールドトンネル工事を社会見学

都心の慢性的な交通渋滞を解消するために整備中の中央環状線
すでに開通している中央環状新宿線と平成26年に開通予定で工事中の中央環状品川線を接続するポイントとなるのが大橋ジャンクション

地図センターの地図ふぇすの現場見学会

毎年、恒例になっている地図センターの地図ふぇす。今年も現場見学会が開催されたので参加してきた。見学したのは安藤ハザマの施工する『中央環状品川線大橋連結路工事』の工事現場。
土木学会関東支部の見学会で鹿島・飛鳥JVが施工する『大橋地区本線接続工事』を見学したのでどんな違いがあるか見比べよう。

なんども現場見学にいった大橋ジャンクションの地下ではまだまだ中央環状線が進化していた。
シールドトンネル同士をくっ付けて広い空間を作るという珍しい工事の真っ最中。首都高スタッフもサブイボがでる圧巻の地下施設の写真をバシャバシャ撮ってきたぞ。

大橋ジャンクション 現場見学会

現場見学会の集合場所は大橋ジャンクションの内側。
知らなかったがオーパス夢広場という公園になってた。子供が走り回り、ママがベビーカーでお散歩するのどかな公園。コンクリートに囲まれた空間だけど思ったより圧迫感がない。
躯体の中では車がぐるぐる走ってるはずだか大橋ジャンクションからの騒音はまったくしない。するのは首都高速3号渋谷線の騒音だ。
大橋ジャンクション

大橋換気所

見学前に大橋換気所で説明を受ける。以前見学したときに貼りたてのネームプレートは今も輝いていた。右側にある青色の扉の向こうには巨大な縦型送気ファンが活躍中だと思うが騒音はまったく聞こえなくて静か。サイレンサーの効果は絶大!

パトロールバイク

首都高をパトロールする黄色いバイクが丁度、納品中だった。カッコイイ!

大橋換気所の展示室

まずは大橋換気所の展示室で中央環状品川線の概要DVDを鑑賞。
展示室には建設中のパネル写真が展示されていた。どれもみたことのある懐かしい現場風景。
大橋ジャンクションのパネル展示

大橋JCT 工事現場見学

定番のヘルメット、軍手、案内レシーバーの「現場見学3点セット」を装着してスタート。
地下に降りていくと大橋ジャンクションの中には様々な重機が働いていた。これらの重機は働き終わったらどうやって外に出るのだろう、、。コーフンしすぎて質問するのを忘れてた。
現場見学

シールドマシンの誕生した場所がココらしい。
大橋連結路は距離が短いシールドトンネルのためにDSR工法というシールド駆動部を再利用する工法を採用。シールドマシンは高額なので距離が短いとコストパフォーマンスが悪いがDSR工法によってコスト縮減している。奥に映っているのは現場見学を影でサポートしてくれた安藤ハザマの現場の紳士。お世話になりました。
現場の紳士
この先がシールドトンネル。7%の急勾配で歩いでいると結構な坂道なんだけど車で走るときは坂を感じないそうだ。

避難通路

左側にあるのは避難通路でひとが安全に歩けるようになっている。

下っていくとRCセグメントではない鋼製セグメントの箇所がある。
ここは地上避難出口通路になるポイントで連結路と出口通路を繋げる必要がある。コンクリートだと加工できないので鋼製セグメントが使われている。地中を掘り進みながら正確な測量技術でシールドマシンがこの場所だけ鋼製セグメントを埋め込む。すげー!

ターンテーブブル

トンネル内は狭いのでUターンができない。そのためにダンプや重機をくるっと回転させるためのターンテーブルが設置されている。

地下トンネルの美

シールドトンネルのセグメントはいくつか種類があるけどこれは鋼殻セグメント。コンクリートにしちゃうとあとで加工できないので鋼のセグメントを使っている。

大橋連結路と品川線本線を鋼殻で接合される分合流部。上部に見えるのが接合したセグメント。
左側の円になってるセグメントも撤去されて最終的には2つのシールドトンネルがひとつの楕円形のシールドトンネルになる。これだけの空間を地上から作業するとこなく非開削工法で施工していくのだ。非開削にすると地上で渋滞や危険がなくひと知れず工事が進んでいく。まったく都会の地下ではすげーことが起こっているんだな!

シャッターの向こうは高速道路

最後に見学させてもらったのがなんてことはない地下トンネル部分。さっきの鋼製セグメントの巨大地下空間を見たあとには足りないなぁ。と思っていたら…。

奥のシャッターをガラガラ開けてくれたその先は車が渋滞してました。
マジかよ。シャッターの向こうは首都高速。目の前にいる車は首都高の大橋ジャンクションで今、渋滞してる車ってこと?すげーとこ見せてくれる。

こんな大きな工事しているすぐ脇では何事もないように首都高が走っていた。運用中の首都高速に影響を出さないようにこれだけの大規模な工事をしてるとはオドロキ。

安全はすべてに優先する

現場でキニナルのが標語。「安全はすべてに優先する」
いつも危険と隣り合わせの工事現場は目に見えるところに標語を掲げている。当たり前の安全を長い工期の間、維持するのは大変なのだ。

最近、ご無沙汰だった地下見学だったけどやっぱ楽しかったぜ。
工事中にお邪魔してるのに相変わらず現場のおっちゃんは挨拶してくれるし、工事真っ最中に現場見学会を開催してくれる首都高にも感謝だ。日常の舞台裏「おとなの社会見学」はこれからも続くのだ。

目黒天空庭園

見学会の後は目黒天空庭園にもいってみた。目黒天空庭園とは大橋ジャンクションの屋上に作られた公園で誰でも無料で利用できる。
大橋ジャンクションが工事中に何度も見たことがあるが一面コンクリートの殺風景な光景だったのが都会の真ん中とは思えない緑がたくさん。さすがグリーンジャンクション。

大橋ジャンクション 6年前の12月

大橋ジャンクションのコロッセオがまだ姿形のないときの光景。

工事中の目黒天空庭園

山手トンネルは上下にシールドトンネルを掘削。上のシールドトンネルは掘削済み。

中央環状線を掘削したモンスターマシーンが出番を待っている。

 

Canon 広角ズームレンズ EF16-35mm F4L IS USM
キヤノン

現場工事を見学するときは広角レンズが必須!
制限の多い工事現場でダイナミックな重機と広大な現場は広角レンズで撮影したい。

Kenko 77mm レンズフィルター PRO1D プロテクター レンズ保護用
ケンコー(Kenko)

高級レンズを埃や砂塵から守ってくれる。ときに落下さちゃってもハードにプロテクト!
以前、Kenkoプロテクターのおかげでレンズ破損を間逃れてからレンズ保護は必須にしてる。