東京消防庁のワッペン
東京消防庁のレスキュー隊員の左肩と救助機動車などの車両にはセント・バーナード犬のワッペンが付けられています。
レスキュー隊によってエンブレムの種類が違います。そんなレスキュー隊のワッペンを種類を紹介します。
ハイパーレスキュー隊
消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー隊)は、消火・救助・救急活動の他にも、震災などの大規模災害が発生したときには建物の倒壊・土砂崩れなどにも対応できる部隊。
特殊な技能・能力を有する隊員が特殊車両・大型重機・特殊装備を扱って通常の消防力では対応が困難な災害現場で、人命救助活動を行うスペシャリスト部隊である。
ハイパーレスキュー隊は、第2方面(大田区)・第3方面(渋谷)・第6方面(台東)・第8方面(立川)・第9方面(八王子)に配置されています。
第3方面と第9方面は、NBC 災害対応などの特殊災害に対応可能な装備を有しています。NBC 災害とはニュークリア(核)・バイオロジカル(生物)・ケミカル(化学)による特殊災害です。
重機フック付ワイヤーのワッペン
ハイパーレスキュー隊のマークはゴールドに基調としてセント・バーナード犬のバリィが重機を示すフック付ワイヤーで囲まれています。バリィは、くりっとした目と小鼻がポイント。
レスキュー隊
特別救助隊(レスキュー隊)は都市構造の高層化や地下建物、危険物施設が増えるなど都市型災害に対応した救助に関する高度な知識と専門技術をもつスペシャリスト。
特別救助隊は、ウインチ装置・昇降式照明装置・発電装置などを装備した救助車で出動して火災や交通事故、自然災害などあらゆる災害に対応する。
消防ホースのワッペン
レスキュー隊のマークは青地にセント・バーナード犬のバリィが消防ホースで囲まれています。バリィは目力の鋭いイケ犬です。
山岳救助隊
登山道からの滑落、山岳地域での急病人などの山岳事故に対応するスペシャリスト。
山岳救助隊(マウンテンレスキュー隊)は第九消防方面本部の八王子消防署の八王子特別救助隊、青梅消防署の青梅特別救助隊、秋川消防署の第2小隊(ポンプ隊)、奥多摩消防署の第1小隊(特別消火中隊)に配置されて、通常の任務と山岳救助を兼務しています。
さらにスイフトウォーターレスキュー(急流救助)にも対応しています。
山岳救助車で活動する他、東京消防庁航空隊の消防ヘリコプターと連携して救助活動を行っています。
山とザイルのワッペン
山岳救助隊のマークは深緑の山々をバックにセント・バーナード犬のバリィが登山にかかせない結ばれたザイルで囲まれています。
本物のバリィに一番似ているつぶらな瞳をしています。
9HRの山岳レスキュー
水難救助隊
船舶等の水難事故や河川等への転落事故の対応など、河川や港湾における救助を行う水難救助隊で日本橋(浜町)・臨港・大森・足立(綾瀬)・小岩・調布の6消防署に配置されています。
水難救助隊(ウォーターレスキュー隊)はあらゆる水難救助事象に確実かつ迅速に対応できるプロフェッショナル集団。
風、潮流、水圧などの影響や水中視界の悪い活動困難な環境下においても救助活動が行える高度な技術を専門的な訓練によりを身に付けている。
専任部隊であるが平時は各管轄内の火災や救助、救急支援(PA連携)等のポンプ隊の任務についている。
浮き輪と錨(いかり)のワッペン
水難救助隊のマークは水を表すブルーを基調に、水難救助には欠かせない浮き輪と錨。バリィが浮き輪を救助者に運んでいます。
6HRの水難レスキュー
即応対処部隊
広域的な自然災害が発生した際に先遣隊として直ちに出場する即応対処部隊
災害現場に特殊車両や装備でいち早く展開して情報を収集、消防部隊の進入導線を確保しながら他隊と連携する即応対処で災害の早期終息を担います。
さらに、災害現場では即応対処部隊員専用の防火衣及び防火帽を着装し、視認性を高めるとともに、指揮本部においても効率的な情報伝達を可能としています。
月桂樹のワッペン
即応対処部隊のカラーはすべての色(隊)を混ぜ合わせた「黒」。他に染まらない黒を基調として、名誉や不滅の意味を持つ「月桂樹」をモチーフにしたデザイン。
NBC 災害対応消防救助機動部隊
核・生物剤・毒どく劇物や危険物の化学物質など特殊災害に対応する NBC災害対応部隊。
さらされた現場で使用する手袋や靴などが一体となった資機材です。陽圧式とは空気ボンベを使い空気を充満させることで、外から空気や物質が入り込こまない様にしているためです。
陽圧式化学防護服のワッペン
内部加圧によりあらゆる有害物質を遮断する陽圧式化学防護服のマーク。
ハイパーレスキュー隊員はフック付ワイヤーのワッペンを付けています。
セントバーナード犬 バリィ号
救助隊の車両とレスキュー隊の左腕に付けられたワッペン。
ワッペンに描かれている犬はセントバーナード犬の「バリィ号」アルプス山中で 40 人の命を救ったとされるスイスの伝説の犬です。
人命救助のためにあらゆる困難を克服して、災害に立ち向かう特別救助隊の姿が「バリー号」のイメージと重なることから、セントバーナード犬「バリィ号」 が東京消防庁各救助隊のシンボルとされました
東京消防庁のキュータ
東京消防庁のマスコット「キュータ」
消防署の車両の扉に貼ってあるキャラクターです。敬称はなく、ただのキュータが正式な名称。
キュータのキューは、119のキュー、救助のキュー、救急のキュー、レスキューのキュー、緊急のキューとキューにちなんだキュー。キュータのタは多くの人をたすけるのタ!?
キュータの職業は未来消防士で黄色のアンテナで危険を察知してるそうです。
消防車のキュータ
消防車には青ヘルのキュウタがマーク。
防火ヘルメットの水色は、消火用の水のイメージを表しています。
救急車のキュータ
救急車は白ヘルのキュウタがマークです。
ビシッとしたポーズは「災害は任せて」を表しています。
ハイパーレスキュー隊のブログ記事
一般公開で見学したハイパーレスキュー隊の記事もご覧ください。
ワッペンを付けた消防車や隊員の救助訓練などを写真満載で見学レポートしています!