赤レンガ酒造工場の施設公開 妻木頼黄が設計した赤レンガの酒造工場を見学

近代建築 / 近代化遺産

東京都北区の春の建物めぐり

サクラの季節には普段見れない施設があちこちで公開されます。
妻木頼黄が設計した赤レンガ酒造工場のそのひとつ。「赤レンガ酒造工場の施設公開」として一般に公開されることを見つけて行ってきました。北区にある近くの近代建築も合わせて見学です。

北区中央公園文化センター

まずは観に行ったのは北区中央公園文化センター。
公園の中に存在感のある真っ白な建物は旧陸軍造兵廠火工廠本部(りくぐんぞうへいしょう)
無駄な装飾はなく軍事施設だったことが伺えます。

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あいにくの改装中で内部に入ることはできなかったので外観だけを撮影。だいぶ改装されていそうな雰囲気でした。02-20140405.jpg

住所:東京都北区十条台1丁目2−1

北区中央図書館

北区中央図書館にもレンガ造りの旧陸軍東京第一造兵廠の一部が残されています。

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陸軍の弾薬を作っていたところが現在はアトリエ・ド・リーブ 赤煉瓦Cafeとしてケーキを作っています。こちらも立派に改装されているから建物の中身を期待していくとガッカリします。
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公式:北区立図書館
住所:東京都北区十条台1丁目2−5

赤煉瓦酒造工場

今日のお目当てがコチラ。
酒類総合研究所がサクラの季節にあわせた特別企画として「赤レンガ酒造工場の施設公開」が開催されたので観に行ってきました。

正式名称は、旧醸造試験場第一工場、竣工は1902(明治35)年。
設計したのは妻木頼黄。妻木頼黄は横浜の赤れんが倉庫や半田赤レンガ建物、横浜正金銀行本店などを設計した建築家。東京駅、日本銀行を設計した辰野金吾、迎賓館、表慶館を設計した片山東熊と並び明治の3大建築家とも呼ばれています。

住所:北区滝野川2-6-3
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ドイツ的で剛健な外観。レンガの小口が見える積み方をしている。
丸窓や窓のアーチが装飾のアクセントになっている。
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内部もレンガがびっしりでアーチが多用されている。天井が波になっていたが耐火のためなのかな。
レンガの積み方はイギリス積みだった。
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白いタイルに見えるが日本銀行本店の地下金庫と同じく化粧レンガだそう。
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横浜赤れんがや半田赤レンガ建物をイメージしていくとスケールは小さいけど 100年以上前の建物が現役の施設として使えているしっかりした作り。

公式ホームページ:重要文化財 赤煉瓦酒造工場

旧李王家邸

帰りに首都高速で4号線を走っていると見える赤坂プリンスホテル跡地にあるサクラに囲まれた洋館が見える。赤坂プリンスホテル別館(旧李王家邸)として使われていた洋館で保存されることが決まっている。また公開してくれないかな。
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日本の最も美しい赤レンガの名建築
エクスナレッジ

文明開化期から関東大震災までの約50年間に集中して建てられた赤レンガ建築物。本書は震災や戦災を免れ、今も威厳に満ちたたたずまいを誇るレンガ建築物(構造物)を厳選して紹介しています。
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