エクセルでF1を間違えて押してもヘルプを出なくするには?
エクセルで入力に慣れてくると多用するのがF2キー。
文字や数式を編集するときにキーボードから手を離さないでセルを編集状態にできるとても便利なショートカット。そんなショートカットで誰もが経験するのがF1キーの誤爆!
マイクロソフト製品のヘルプは、F2キーの隣にあるF1に割り付いています。そのために F2 キーと間違えて誤爆るたびにヘルプが立ち上がってくるのにうんざりしているひとも多いのではないでしょうか?
そこで F1キーを間違えて押してもヘルプが立ち上がらないようにする方法を紹介します。
AutoHotkeyをつかったF1キー誤爆防止機能
ヘルプの誤操作を防止する方法はいくつかあるけど使ったのが Auto Hot Keyという無料のユーティリティ。キーを押したときの割り当てを自由にカスタマイズできる機能を使ってF1キーの誤爆を防止してみました。
仕様はただひとつ「F1キーを押してもヘルプを起動させない」
でも、F1キーのヘルプがもし必要になったときに困っちゃう。
そこで考えたのがヘルプタイマー!長押し(0.2秒)タイマーを搭載してちょっと押しただけじゃ起動させないようにしたら…。
すげー快適!!
ちょこっと押しただけでは誤爆らない。もしヘルプが見たいときはF1キーを長押しする。
このシンプルな感じがとても快適にF1キーの誤爆を封じてくれる。
この快適さをあなたにも
AHKのコンパイル機能で作ったエクセル F1キー誤爆防止(F1_Guard.zip)がこれ。ダウンロードしてスタートアップに入れておくと毎回起動させなくていいのでお便利です。
ただ、実行ファイル(.exe)なので、セキュリティー警告が出まくってダウンロードできないかもしれません。セキュリティー警告を突破できない人はパソコンに強いひとに相談してみてください。もしくは、スクリプトを書いとくからAHKをダウンロードして自分で記述してもいいです。
エクセルF1ヘルプ誤爆防止機能
F1をポチッと押しただけでは、ヘルプが起動しないように誤爆防止の機能を搭載しました。
もしヘルプをご覧になりたいときは、F1キーを長押しです。防止機能はエクセルだけ作動するように設計しているのでワードやパワポなど他のオフィスアプリでは即ヘルプです。
ちょっとだけ追加機能
これだけではあまりにもショボイのでオート括弧機能を追加しました。
この機能は文字を選択した状態でキーを押すとカッコで括るだけの地味に便利な機能です。よく使う括弧を厳選してサポートしています。
使い方:文字をカッコで括るとき
カッコで括りたい文字を選択ハイライトします。
ショートカットキー(CTL+SHIT+カッコキー)を押すと、オート括弧で選択した文字がカッコで括られます。
使い方:カッコの間から文字を入力したいとき
文字を選択していないときにオート括弧のショートカットキーを押すと。カッコの間にカーソルがくるので文字をタイプしましょう。
使い方:オート括弧のショートカットキー
Ctrl+Shit+8 あいうえお (あいうえお)
Ctrl+Shit+9 かきくけこ (かきくけこ)
Ctrl+Shit+2 さしすせそ "さしすせそ"
Ctrl+Shit+3 たちつてと “たちつてと”
Ctrl+Shit+[ なにぬねの [なにぬねの]
Ctrl+Shit+] はひふへほ 「はひふへほ」
Ctrl+Shit+, まみむめも <まみむめも>
Ctrl+Shit+. らりすれろ <らりすれろ>
お約束ですが、本ファイルを使用したことによっていかなる損害が生じた場合であっても一切の責任を負いません。
F1キー誤爆を防止するその他の方法は?
以下の方法でもF1操作を無効化することもできます。
・レジストリキーでF1を無効化にする。
・個人用マクロブックで Application.OnKey “{F1}”, “”
・キーボードからF1キーを抜き取る
これらの方法はF1キーを完全に無効化してしまうので何も起こらなくなります。ヘルプを絶対みない人は、グーグル検索すると色々と出てきますので完全無効を試してみてください。
F1キー誤爆防止機能のスクリプト
ダウンロードできなかったひと向けにスクリプトを書いておきます。
あなたのエクセルが快適になりますように。
; F1キーでヘルプは長押し。
#If WinActive("ahk_exe Excel.exe")
$F1::
KeyWait, F1, T0.2 ; 0.2秒以上キーが離されなかったら、ErrorLevel=1
if ErrorLevel
{
Send, {F1}
}
else
{
TrayTip,メッセージ, ヘルプの表示はF1キーを【長押し】で!,,1
; キーが離されるまで待つ
keywait, F1
return
}
#If