EOS R6を購入。はじめてのミラーレスの操作は戸惑うことばかり。
まず戸惑ったのは R6 の推し機能のひとつ「ボディー内手ブレ補正」 アレコレ試して、ボディ内手ブレ補正が有効になるケース、有効にならないケースの調査報告書をお届けします。
最大8段の EOS R6の手ブレ補正の正体
EOS R6 は、ボディー内5軸手ブレ補正機構を搭載して最大8段の効果。もう手ブレの心配いないじゃん!と思っていたんだけど勘違いだった。暗闇の航空機もバッチリ撮れるようになる!と思っていたけど、手持ちのレンズで EOS R6 のボディ内手ブレ補正を俺調査してみた結果、
IS搭載のEFレンズでは ボディー内手ブレ補正は、ほぼ作動しない。
IS搭載レンズでも補正できない回転ブレはEOS R6ボディの補正効果があるけど左右/上下の手ブレは今まで通りの手ブレ補正になるようだ。
EOS R6 の手ブレ補正設定をする
R6 のメニューで手ブレ補正(IS機能)設定をしようとしたときのハテナ。
手ブレ補正(IS機能)設定]を選んでも、あれ?静止画の設定が出てこないんだけど、
あっ!VILTROXアダプターが対応してないとか!? いや広告には「レンズIS手振れ補正」と書いてあるし、実際にレンズ側の手ブレ補正はしている感じ。念のために付け直してみたりしたけど設定は出てこなかった。
ハテ?
- もしかして、レンズ本体の STABILIZER が ON になっているとダメとか?
そこでレンズ本体の ISスイッチを OFF にしてから設定を確認してもやっぱり出てこない。 - もしかして、レンズがダメとか?
そこでミニ望遠レンズ(70-200mm)にしても、広角(16-40mm)にしても設定に IS機能が出てこない。 - もしかして、ファームウェアか?
V1.2.0 、最新である。 - もしかして初期不良!?
とか思ったけど、ネットで検索してみるとボディ内 IS が動作するには条件があったのだ!
EOS R6 ボディ内 ISの動作条件
なんとキヤノンのホームページに説明があった。EOS R6 | 手ブレ補正 これによると…。
レンズ | 縦/横回転軸 | 左右/上下 | 回転軸 |
EFレンズ IS非搭載 | ボディー内IS | ボディー内IS | ボディー内IS |
EFレンズ 光学IS | レンズ内光学IS | ボディー内IS | ボディー内IS |
EFレンズ ハイブリッドIS | レンズ内光学IS | レンズ内光学IS ボディー内IS(動画) |
ボディー内IS |
え? どうやらEFレンズだとレンズ内光学補正が優先になるようだ。
つまり、EFレンズで R6 のボディー内 IS の恩恵を受けるのは手ブレ補正のないレンズってこと!?
IS搭載のEFレンズでは、R6のボディ内手ブレ補正の効果はほぼ感じない機能のようだ。
その代わり、IS非搭載のEFレンズに変えてみるとIS機能が設定できるようになって手ブレ補正の効果を目に見えて感じた。
R6 ボディ内手ブレ補正のまとめ
R6 に EFレンズ(IS搭載/IS非搭載)をつけてボディ手ブレ補正を確認した結果。
- 持っている IS付きのEFレンズでは、ボディ内手ブレ補正の恩恵は薄い。
- 手持ちで 1秒 イケそう!というのは、協調制御 ISのRFレンズの話だった。
- シグマ 150-600mm F5-6.3 Contemporary でも挙動は同じ。
- IS無しのEFレンズではしっかり手ブレ補正された。
期待しすぎていたボディ内手ブレ補正。こうなるとRFレンズが欲しくなっちゃう。