パソコンを航空機からのADS-Bを受信するレーダーサイトにする
上空を飛ぶ航空機からの電波を受信してみよう。
受信したADS-Bデータをヒコーキファン必須サービスのフライトレーダー24にフィードバックすればサブスクリプションプラン最上級グレードの Business ¥4,990/月がタダ!
意外と簡単に設定できて費用もそんなにかからない。
フィード特典はこんな感じ。
- 広告表示なし
- タイムアウトなし
- 鍵付き情報の開示
- 通知設定
- マホ用フライトレーダー 24もタダ
すげー、いいじゃん!
これらすべてが無料で使えるようになる。
きみがFR24をよく使うならADS-Bデータをフィードしてプレミアムアカウントをもらおう。
フル機能のフライトレーダー24はさらに便利で楽しくなるはずだ。
必要なアイテム
受信アンテナ
ADS-B信号を受信するためのアンテナ。
ふつーのエアバンド用のアンテナではダメだ。ADS-B(1090MHz)を受信できるアンテナが必要。
「1090MHz アンテナ」でネットを検索してもあまりなくて選択肢が限られる。
①1090MHz受信専用簡易アンテナ
手始めにちょうどいいのがこのアンテナ。
チープな作りなので屋外常設には向かないけど小さくても 300km 以上遠くを飛んでいる航空機を受信できた。マグネット付きで鉄板にくっつけて使用すると受信感度アップ。
ケーブルも約1mなので長さが足りない。USB延長ケーブルで延長しよう。
②アペックスラジオ 1G09-GA(ネット店舗)
国内メーカー アペックスラジオの 1090MHz 専用アンテナ。良さそうだけど未購入。
③白アンテナ jetvision
有限会社シャフトコーポレーションがAmazonで販売しているFlightradar24が推奨の1090MHzアンテナで評判は!?だけど遠距離・高高度〜近距離・低高度まで隈なくADS-B信号をよく受信する。Flighawareアンテナの方が遠距離まで入感するけどこっちの方が受信感度がいい気がする。海外アマゾンから購入。
④黒アンテナ Flightaware
Amazonで販売してるFlightawareの純正っぽい1090MHzアンテナ。
簡易アンテナと比べると安定して遠距離の信号を受信する。
約150NMも遠くにあるセントレアを飛行する機体の信号もギリギリだけど受信するロングレンジ性能!反対に簡易アンテナで入感してた近距離・低高度の信号に弱かったのには困った。
国内アマゾンは在庫切れ。海外アマゾンから購入した。
⑤第一電波工業 D555(生産中止、流通在庫のみ)
エアバンド(120MHz帯)と1090MHzを受信できるアンテナ。生産終了していて流通在庫のみ。
両方楽しみたい人はいいかも。軍用チャンネルのVHF帯が聞けないので中途半端な感じがする。生産中止になったこともあって購入候補からは除外。
⑥自作
ネットで探すと作り方が色々と見つかるけど…。あー、俺には作れねェ。
レシーバー(USBチューナー)
アンテナで受信したADS-B波を取り込むUSBチューナー。
①DVB-T+FM+DAB(RT820T2&SDR) シャフトコーポレーション
シャフトコーポレーションが販売しているチューナー
種類がいくつかあって値段の差は品質の差。
レシーバーとして使うためにドライバのインストールが必要だが解説ページに丁寧に書いてあるから問題ない。
結構、熱くなるのでちょっと値段はお高めだけど 温度補償型(TCXO)がおすすめ。
本体はMCX端子(メス)なのでアンテナ側はMCX端子(オス)
②Flightaware PRO Stick Plus
世界的にメジャーなFlightawareのチューナー。
青色のPRO Stick Plusはとオレンジ色のPRO Stickとの違いは1090MHzのフィルターの有無。青色のほが高性能。国内で販売している会社はみかけなくてヤフオクにたまに出品されてるのでチェックしてみて。本体はSMA端子(メス)。アンテナ側はSMA端子(オス)
海外アマゾンから購入した。
パソコン、またはラズベリーパイ
ADS-B を受信してデータを解析するためのソフトウェアをインストールするパソコンも必要だ。
Window 10パソコンでもいいけど、
常時、動かしておくことになるし、電波のいい窓際がいいからRaspberry Pi(ラズパイ)というマイクロPCがおすすめ
同軸ケーブル
屋外アンテナの場合は、アンテナ~レシーバー間に低損失の同軸ケーブルを準備する。
簡易アンテナの場合は、MCXプラグがついているのでそのままでOK!
ADS-Bは1090MHz。高周波数なので低損失ケーブルを選ぼう。
購入したのはアペックスラジオのR10M-5DFB(+P)
BNC-SMA変換コネクタがついてるのでFlightaware PRO Stick Plusにそのまま接続できた。
変換コネクタ
意外と悩むのがコネクタとケーブル
いろんな種類があってどれがいいのがよくわからん。
まずは、基本的なことを覚えておこう。
商品名や形式にNPとか、NJとかがついていることがある。これは、コネクタの種類と形状なのだ。オスはP(プラグ)でメスはJ(ジャック)
SMAPと書いてあったらSMAコネクタのオス、NJならNコネクタのメス。
しらんかった!
ジャックとプラグを知ったのでアマゾンで探しやすくなったぞ。
通常、固定アンテナはNコネクタ(メス)。
レシーバーは、DVB-T+FM+DABならMCX(J)でFlightaware PRO Stickは、SMA(J)。
アンテナ ~ ケーブル ~ USB がそのまま繋がることは稀。接続するためにはきっと変換コネクタが必要になるのでジャックとプラグを確認しておこう。
コレで必要なハードウェアは揃った。
ソフトウェア編に続く。ソフトはぜんぶ無料で揃う。