軍艦島ツアーの知っトクな見どころ情報
軍艦島上陸ツアーで知って得する見学情報の上陸編。
軍艦島情報の乗船編に続いて、上陸するときのポイントや見学広場で見逃せない撮影スポットを紹介します。
軍艦島はまるごと廃墟なので見どころを知らないと同じようなガレキが写真をたくさんあるだけ…。ということになりかねません。
知っとく情報で他の人より一歩リード!?きみの軍艦島上陸ミッションの成功を願っています!
見学グループ分け
軍艦島に上陸するときポイントのひとつが見学グループ。軍艦島が見えてくるころ船内放送があって見学のグループ分けがあります。
先に上陸する先行組と、最後まで軍艦島を見学できる後行組にグループ分けされます。
グループ分けは船内1階で先行組(赤)から札を配るので先行狙いは船内放送が始まったら撮影を中断してもらいに行きましょう。
札をもらうときにどっちが先ですか?と念押しをしましょう。人数が多いと3チームになるときもあるようです。
先行組を選ぶと?
いち早く軍艦島に上陸したいひと、帰りの軍艦島周遊でいいポジションをとりたいひとは先行組。
先行組は一番早くマルベージャ号に戻ってくるので、早く乗船してベストポジションをゲット!船尾の右舷側にいると離れていく軍艦島を独り占めできます。
最終組を選ぶと?
少しでも長く上陸していたいなら最終組。
最終組は見学スタートが遅いので、広場からじっくり見れて記念写真を撮ってもらったり、比較的ゆっくりと見学できます。
係員に「急いでー」っとせかされるけど迷惑にならない程度にゆっくりと見学しましょう。
軍艦島に上陸
ドルフィン桟橋
軍艦島の入口、三代目ドルフィン桟橋。
過去のドルフィン桟橋は台風によって破壊されたけど、1962 年に完成した三代目ドルフィン桟橋は大型船も着岸していた桟橋で現在も軍艦島上陸ツアーに使われています。
桟橋に降りると世界遺産に登録されている天川工法の護岸を見ることができます。
コンクリートのトンネルを通って第1見学広場に向かいます。トンネルに入るときに左手に見えるのが世界遺産「天川工法の護岸」です。
軍艦島は丸ごと世界遺産に登録されているのでなく、世界遺産は明治時代の石炭掘削坑と天川工法の護岸のふたつです。
石炭掘削坑はみることができません。もうひとつの天川工法の護岸をしっかりと撮影しましょう!
世界遺産 軍艦島の「天川工法の護岸」とは?
明治から大正にかけて作られた軍艦島の護岸構造。
石灰と赤土を混ぜ合わせて凝固剤として、天草石と天草石の隙間を固めてつくった天川工法の護岸が世界遺産に登録されています。
現在は、天川工法の護岸をコンクリートで補強しています。
第 1 見学広場
見渡す限り廃墟の軍艦島で初めの見学広場。
第 1 見学広場からは山の上にある住居や施設、高層コンクリート建造物を見ることができます。
給水タンク
軍艦島で一番、高いところにあるの給水タンク。左手には水道管が残っているのが見えます。
1957(昭和 32)年に海底水道管がつながったあとも水を蓄えて島民の生活を支えていました。
端島小中学校
島民の子どもたちが通っていた端島小中学校。軍艦島の写真でよくみかける写真の裏手側から見た構図。
端島小中学校は、6 階建のコンクリート構造物に 7 階を増築しました。増築された 7 階は現在(2022 年)倒壊しています。
3 号棟
軍艦島の岩礁最頂部に建つ 3 号棟は、課長以上の職員・医師が居住していたセレブな職員社宅。島民は共同風呂に入っていましたが 3 号棟には、浴槽があったそうです。
眺望が良かっただろうベランダのコンクリートが剥がれ落ちているのが見えます。
第 2 見学広場
竪坑入口など炭坑の重要施設を観れる見学広場だけど倒壊が進んでいて瓦礫が広がっています。
第二竪坑の桟橋跡
第二竪坑は閉山まで稼働していた端島炭坑の主力坑。
地下 600 m へ坑夫を送り出した桟橋跡で現存する第二竪坑の唯一の遺構です。
旧第三竪坑捲座跡
1935(昭和 10)年に閉鎖された第三竪坑の捲座跡(資材事務所)
記念撮影のフォトスポット
第二竪坑の桟橋跡と捲座跡(資材事務所)と給水タンクと備前端島灯台をまとめて撮れる構図がココ。
ガイドさんも撮り慣れているのでお願いするとバッチリな構図で撮ってくれます!
錆びた機械
軍艦島に残された鉄の塊。
第 3 見学広場
第 3見学広場に向かう見学通路から仕上工場・ 31 号棟・30号棟を一緒に撮影できます。
日本最古のRC造高層アパート 30 号棟
1916(大正 5)年に建てられた日本初の鉄筋コンクリート造アパート。現在(2022年)では倒壊がはじまっています。
防波棟 31号棟
30号棟より40年後に建設された31号棟。
「く」の字形平面の鉄筋コンクリート造6階建て・地下1階の鉱員が居住したアパートで郵便局・理髪・銭湯が入っていました。
台風の高波から島を守る防潮棟しての役割がある建物。
防波棟の特徴
①海側の窓が小さい。
②防波のために壁が厚い。
③海側が廊下。
軍艦島で防潮棟として建てられた建物は、31 号の他に 48 号棟と 51 号棟の 3 棟。ボロボロになった今でも防潮棟として軍艦島を守っています。
仕上工場
海底炭鉱で使用する機械や道具を製造していた仕上工場。
海底水道取込口
湧水のなかった軍艦島に6,500mの海底パイプラインを通して水を供給した取込口。
軍艦島上陸ツアーを楽しむ情報
軍艦島上陸ツアーは、どこのツアー会社を使って、どんな楽しみがあるか写真で紹介しました。これから軍艦島に上陸したいと考えているひとは、見学情報 乗船編も参考にしてください。