春の火災予防運動「立川消防フェア2013」で消防演技
立川消防フェアで東京消防庁ハイパーレスキュー隊、航空隊、立川消防署、消防団らによる消防演技が披露。
はしご車やハイパーレスキューの救助車、航空隊の消防ヘリコプターが見事に連係した展示を見せてくれた。
消防の総合力を結集した立川消防フェアの調査報告を提出するぞ。
充実の体験コーナー
立川消防フェア2013は9:30amから開始。
ちょっと前に付くとすでにファミリーが大行列で入場待ち。その理由は充実の体験コーナー。
- はしご車の体験乗車
- 消防ミニカー体験乗車
- 救助車体験乗車
- 列車からの避難体験
- ロープ渡り体験
整理券をゲットすべくパパとママが早くから並んでる。9:40amには「整理券なくなりましたー。」とアナウンスしてたぞ。整理券をもらうためには早めに来るのが鉄則。
はしご車の取材
JCNチャンネルのクルーがひとりで撮影とインタビュー取材をこなしてた。
ばっちりいいとこから撮ってる。いつ放送するか聞けばよかった。

消防ヘリ、消防車両の展示
子供たちが体験乗車に並んでいるうちに消防ヘリとセーバーを見に行く。
消防ヘリはおフランス製ユーロコプター社のAS332L1型。愛称はスーパーピューマ。東京消防庁のヘリコプターの中では大型に分類される。
デュアルファイター「セーバー」
障害物を除去して走行路をセーブするのが仕事。「セーバー」の相棒で消火担当の「ドラゴン」は不在で残念。
訓練施設
訓練スペースには様々なケースに対応できるように複雑な施設になっていた。都市型災害を想定した団地風の構造で訓練をしているそうだ。
傍らには電車災害訓練用の車両もあって都市型災害の多様化に対応できる訓練施設になっていた。訓練棟の外壁もフリークライミングみないになっていてあらゆる訓練をしているみたい。東京消防庁ったらすげーな。
今年はかなり控えめなガスボンベ爆発実験。音はすごかったけど去年の爆発実験のほうが数倍恐ろしかった。
消防フェアの上空には陸上自衛隊。
陸上自衛隊のUH-1からは人がこっち見てる。なにかの体験フライトをしていたようだ。
警察ヘリも飛んできてた。
立川は消防庁航空隊の他にも警視庁航空隊、陸自駐屯地が揃っている。
消防訓練披露
訓練披露がはじまると派手に煙がもくもくあがってきた。
おーい!おーい!助けてー!ビルから火の手が上がっています。
火災が発生した建物の屋上では、煙に巻かれた要救助者が助けを求めています。
消防隊が現場に急行!ハイパーレスキュー隊と消防隊が救出を開始。ハイパーレスキュー隊はロープを脚にからめて壁をするすると登っていく。
消防隊は、はしご車で屋上から救出する。
消防ヘリ「つばめ」も登場。こちらもフランス製のユーロコプター社の製造。
AS365N3型中型ヘリコプターだ。バタバタバタと迫力満点でやってきた。
消防隊員がホイストで降下準備
地上では、あっという間にはしご車とハイパーレスキュー隊の救助ミッションが完了。すばやい救出活動。
ロープを使って担架で要救護者を搬送。
消防ヘリもホイストで降下したと思ったら瞬く間に要救助者を救助。
建物内の火の勢いが激しくなった模様。
HR隊長の「ハイパーレスキュー隊、退避せよ!」の号令とともに隊員が降下。
以上で消防演技展示は終了。
救助活動の打ち合わせ
消防演技展示がはじまる前に航空隊とハイパーレスキュー隊の打ち合わせ(!?)がちょっと聞こえたんだけどこれがスゴかった。
ハ「ヘリは50分着でいいですか?」
航「いいですよ。ハイパーさんはいつ降下します?」
ハ「ヘリの後です。それまで待機してます。」
航「わかりました。じゃのちほど」
え?コレだけで打ち合わせ終わり?まじで?練習してないの?
ところが、実際の訓練演技は一糸乱れぬ連係っぷり。プロ同士に余計な言葉はいらんか。
いかなる状況でもさっと協力し合えるほどお互いの信頼関係と練度が高い。さすがです!
一斉放水
立川消防フェア2013の締めりはお馴染みの「一斉放水」
ヘリポートには「つばめ」が帰投。お疲れさま。
立川消防フェアのまとめ
見事な消防演技披露に感激しました。BGMとか流してもうちょっと盛り上げてもいいかも!?
あと車両が手前にきすぎて視界を遮るから折角の演技がよく見えないのが残念だった。
立川消防フェアは子ども向けの体験乗車が多くファミリーには楽しいイベント。
もちろんおとなの社会見学としてもハイパーレスキュー隊の車両展示などあるから一度はみにいくといい。AED講座やロープの結び方などためになる展示もたくさんありました。
最近、大忙しの海上保安庁のブースもあって色々と教えてもらった。夏の海水浴シーズンにはまだ早いが、覚えておいてほしいことがひとつ
海でなにかあったら118番
一番、最寄りの海上保安庁に繋がっていち早く対応してもらえる。海のもしもは海保がいちばん即応。番号は118を忘れないように。
そう、最後にひとつメッセージ。
「街でサイレンの音が聞こえたら道をあけること。それは、一刻を争うからです。」
今回の調査報告は以上です。