まるで立体駐車場!自動車船「APHRODITE LEADER」を見学

おとなの社会見学

自動車船 APHRODITE LEADER(アフロディーテ・リーダー)

横浜港大さん橋に自動車船「APHRODITE LEADER(アフロディーテ・リーダー)」が停泊。
一般社団法人日本船主協会日本郵船が協賛した海でつながるプロジェクトの関連イベント「船内見学会 in Yokohama」に参加してきた。
720人の募集に対して3400人の応募があった人気の見学会に当選したのだ。

APHRODITE LEADER(アフロディーテ・リーダー)とは?

APHRODITE LEADER(アフロディーテ・リーダー)は自動車専用船(PCC)。
PCCとはPure Car Carrierの略。自動車をピュアに運ぶお船だ。
全長100m、幅32.2m。総トン数6万2571トンで、貨物積載量は2万1443トン。乗用車を最大6500台を積むことが可能。と言われてもピンとこない…。羽田空港のP1、P2、P3駐車場を足したくらいの台数を詰め込んじゃう大容量と考えると分かりやすい!?

集合場所は横浜港大さん橋国際客船ターミナル。いってみるとだな、、、

立体駐車場が海に浮いてた。

海にプカプカ浮いてるのは見たことあったけどそばで見るとでかい!でかすぎる!
横浜港大さん橋は、いつもならクイーン・ エリザベス号や飛鳥Ⅱ、ぱしふぃっくびいなすなどの海外のクルーズ客船が入港してるんだけど今日は自動車専用船。場違い感がハンパない。

船内見学

受付を済ませてAPHRODITE LEADERに乗船。日本郵船のスタッフはとてもていねい。

いつもは車を積み込む船尾右舷側あるスターンランプと言われる橋をのぼっていく。どのPCCも車を積み込むためのカーラダーは船尾右舷側と中央右舷の2箇所のようだ。

オレンジ色の作業着を着ている船員たち。
みんな大柄なんだけど船がでかすぎで普通サイズに見える。

船内はだだっ広い。
柱は最小限しかなくて車を詰め込む(ラッシング)だけに最適された設計のようだ。
積み込む車両間隔はドアとドアが10cm、バンパーとバンパーは30cmと鬼のように狭い

狭い理由はより多くの車を積み込むために狭くしてるだけじゃない。
ドライバーが入れない隙間にすることでに物理的にドアを開けないスペースにすることで車にダメージを与えない、そして盗難防止にもなる。それでいて安全確認はできる絶妙な間隔なのだ。

クラスパーといわれる車を固定できる締め具。
床には穴が等間隔でびっしり空いてるんだけどそこに留めるらしい。

ひと用の階段。広大な広さの割にこじんまりしてる。エレベータは見当たらず。

船内の何層ものデッキになっていてホントに立体駐車場。
2日で6800台もの車を積み込むようだ。積み込む間も船のバランスをバラスト水を調整して安定させている。

デッキ間は道があって自走して積み込む。いちいち運んでいては時間かかるからね。
ここにも穴があいてるから最終的には車の駐車場になるのかも!?

こんな感じで車が通る。
ここから先は、さらに当選したひとしか見れない。オレの当選券はここで引き返し。

作業車も展示。船内作業だと車に屋根も窓も必要ないみたい。

船内見学は以上で終わり。

船外見学

船を外からぐるっと見て回ろう。
空荷なので船体が浮き上がっている状態になっていることもあって舵が見える。空荷だと状態が一番、不安定なのでバラスト水を注水して船体を安定させている。

船尾にはパナマの国旗。「APHRODITE LEADER」はパナマ船籍なのだ。
船籍とはお船の国籍で世界の船の1/5がパナマ船籍といわれる。
パナマは税金が安く、船員の費用も安いのが理由で多くの国がパナマ船籍にしている。日本船籍にした場合は日本人を乗船させなくてはいけないので外国人の船員で運用できるようにパナマ船籍にしている理由もある。

係留ロープのとこについてる丸いのはネズミ返し。
自衛艦でも豪華客船でも船には必ずついてるから見てみて。

船首にブリッジがあるようだ。
あー、ラッキーマンたちが見学してるぜうらやま。

喫水線は約10m。
赤い色からちょっと上が喫水線なのでほとんど自動車が満車になっても同じくらいの高さで航行するようだ。自動車船は風の影響を受けやすく航行には高い技術が必要になる。船底が赤色なのはフジツボの付着防止や船底保護のための塗料の色(亜酸化銅)が赤だからみたい。おしゃれかと思ってたよ。

今日、見学させてくれた日本郵船のお船にはデカデカと

NYKLINE

とペイントされてる。
意味はどうやらNippon Yousen Kaisyaらしい。そのままの意味だった。

横浜港大さん橋国際客船ターミナルの先っぽには国旗が掲揚されている。
寄港しているパナマ船籍「APHRODITE LEADER」のパナマ国旗。
掲げられてる国際信号旗は“U”“W”の2文字。意味は「御安航を祈る」

クルーズ客船 飛鳥Ⅱ

日本の国旗が掲揚してあるのは郵船クルーズが所有している日本籍では最大の客船「飛鳥II」が寄港してるから。

飛鳥IIはリアビューが美しい。リッチピーポーたちが乗船している。
係留ロープのとこに丸いのついてるの見える?

ビィーーーーーーーーーーーッ!
突然の警告音で乗客がゾロゾロとデッキに逃げてきた。

何事!?!?とびっくりしたら出港前の避難訓練。さすがジャパン・クオリティー、安全管理を怠らない。

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