「空の日フェスティバル2012 」イベント in 成田空港
成田空港で開催された「空の日フェスティバル2012 」のイベントで「空港ウルトラ化学消防車見学ツアー」に参加。空港で使用しているウルトラ化学消防車を見学してきました。
飛行機が使っているジェット燃料の火災を消火するには空港用化学消防車が必要。
空港用化学消防車とは大量の水を蓄えた水槽を搭載しながら広大な飛行場を疾風のように走破する機動力、強力な放水にもビクともしない堅牢さ、空港の安全と防災を守る大型の車体を操る強大なパワーを併せ持ったモンスターマシーン。
成田空港にいたウルトラ消防車はオーストリア製のローゼンバウアー社パンサー6x6。
走行用と放水用のダブルエンジンを搭載しスピード・放水量ともに国内最大の車両に乗り込んできた。トランスフォームしそうと思っていたらサイバトロンのセンチネルプライムだった。
ウルトラ化学消防車見学ツアー
ウルトラ化学消防車見学ツアーは、バスに乗り込んで空港内の制限区域に侵入。
バスのアテンドをしてくれたのは成田空港初の女性消防士の中田さん。
制限区域は滑走路がすぐ脇にあるから迫力のある離着陸シーンが目白押しでグランドスタッフも忙しそうに働いている。
成田空港の消火救難をしているNAAファイアー&セキュリティー株式会社(NAFS:ナフス)の空港消防士が規律正しく敬礼でお出迎え。ウルトラ消防車もズラリと整列している。
救急キット、生理食塩水を始めとした医療品はデカいトラックに整頓されて搭載スタンバイ。
どんな時でもすぐに現場に駆けつけられるように準備されているのだ。
空気圧テント
風速14mまで耐える空気圧テント。初めはぺったんとしている状態。空気を入れ始めるとみるみると立ち上がってきて…。


たったの4:30秒でこの状態に。
テント内では有事の際に負傷者のトリアージを行う。そのためテントには入口と出口が別々になっていた。
テントの中はかなり広々としていた。腰を屈めなくても歩けるほど高さもある。
救急救命のデモンストレーション
子供が倒れたときを想定した救急救命のデモンストレーションだったのだが…。まさかの
AED作動せず。
マジかよ。子役のマネキンが………。
いままでたくさんの展示を見てきたけどこんな大失態は初めて…。
空港の救急隊は本番の機会が少ないだろうけどいざってときが心配。
よかったねデモで。救命装置はダブルチェックしといてください。
最新鋭のウルトラ化学消防車
最新鋭のウルトラ化学消防車はカッコ良すぎ。車体の側面にはハンドラインホースリール。直接、消火をするときに使うホース。
空港消防士は乗員・乗客の安全が確保されている2分以内に現場に駆けつけ3分以内に救助、消火活動を行うことが義務づけられている。一瞬でも早く現場に急行するために毎日、訓練に励む空港消防士もカッコいい。
運転席にも座らせてもらえる大サービス。
戦闘機を思わせるジョイスティックで車体の上部と前部にある放水銃を操作する。
操作させてもらうと意外にもライトな操作感で簡単そう!? 実際の放水は走行したままでも行うというから命中させるのは難しそう。簡単じゃかなかった。
消防服を装備して記念撮影もOK。
ノリのいいお姉さんがフル装備で決めポーズ。
水槽車、救助車など他の消防車両も空港消防向けのスペシャルメイドされた特別な消防車両も展示されていて大満足。消防車両の間からの航空機はこのイベントだから見えれる景色!
化学消防車の放水デモンストレーション
せっかくの化学消防車でドラム缶を放水で命中させつデモンストレーションだったけど…。
動画をうまく撮影できていたのにNAAのダメ女スタッフがひょこひょこ前に出てて台無し!邪魔なんだよ!みんなが楽しみにしてただけにとても残念。
撮ってるのを判ってるのにスタッフが前にでてくるってバカなの?
他の見学者なら判るけどお前、スタッフだろ? しかも水にはまってぎゃーぎゃーうるせーよ。
お前が放水されろ。
スタッフがはしゃいでヘラヘラすんなバカタレ!
そんなに出てきたいなら晒してあげる。
ウルトラ化学消防車の放水展示
最後は、ウルトラ化学消防車の放水展示。さっきのバカタレ女からは距離をとって撮影。
大型の車体にも関わらずビューンって走ってきて走行しながら放水。
ダブルエンジンの力を見せつけてくれた。有事の際にはすぐに駆けつけてくれる頼もしい消
近くに駐機してる航空機
ANAボーイング787の『初号機』が駐機していた。
駐機中の飛行機をあれこれ間近で見られるものレア。望遠レンズ持ってきてよかった。
エバー航空のハローキティー『スピードパフ』も間近をタキシング
成田空港、「空の日フェスティバル2012」見学まとめ
空港を利用しているときには気がつかなかった航空機災害での救助と防災について空港の舞台裏を垣間みれた。
一流の装備にそれを使いこなす一流の空港消防士の話が聞けたのは非常に貴重な体験だった。
飛行機が離発着する滑走路のすぐ脇なので説明が轟音にかき消される臨場感溢れるイベントで楽しかった。
毎年、空の日のイベントとして全国各地で大人から子供まで楽しめるイベントが行われているから興味があったらチェックしてみて。
見学マイスターのオレが気がついた点をメモしておく
- 見学会にはかかせないアンケートはなし。参加者からのフィードバックはいらんようだ。
- 参加者全員で記念撮影した写真を後日、メールで送ってきてくれた。ありがとう!
- スタッフが撮影した写真は社内報とかに使っちゃうかも。って断り書きはなしだった
- 空港消防の仕事内容や大型化学消防車のパンフレット、資料の配布なし。(欲しかった。)
- 「空の日」記念Tシャツをみんなで着たんだが色がスタッフのTシャツより目立ってた。
- NAAスタッフはダメ女スタッフを除き抜群。バスで移動中も飽きさせない話術で楽しかった。