ADS-B受信機、Raspbery Pi + DVB-Tを冷却する
ADS-Bの受信をはじめてから数ヶ月。
24時間動きっぱなしで Flightradar 24とFlightAwareにデータフィードをしてくれてるラズベリーパイとRTL-SDR DVB-Tチューナー。ひたすらに航空機をレーダーモニターしてくれるタフガイだけど触ってみるとなんだかお熱っぽい。だいじょぶ?
調べてみると元々、熱くなるみたい。なーんだ。だいじょぶじゃん。
っと思ったけど、DVB-Tチューナーが熱いままだとパフォーマンスが低下するみたい。
ついでにRaspbery Pi本体の温度も調べてみよう。コマンド叩いてみると…。
>pi@piaware:~$ cat /sys/class/thermal/thermal_zone0/temp
>54230
なに !?54度だと!!!
今の快適な部屋でこんな高温だと真夏になったら一体…。
早急な暑さ対策が必要のようだ。
現在のシステム構成
DVB-T + USB延長ケーブル + ラズパイ3
ラズパイ3にUSB延長ケーブル(5m)を挿してその先にDVB-Tチューナーを装着。

特に何もしていないドノーマルな感。
CPUの稼働率もそんなに高くないけどそれでも熱くなってる。
熱対策についてググるとラズパイの基盤に放熱プレートやヒートシンクを付けたり、ファンの電源をハンダ付けしたりとガチな本格派。なんだかボクには無理っぽい…。
アレコレ考えるより手っ取り早く
遠くからそよ風を当てるよりラズパイとUSBチューナーにファンを直付すれば冷えっ冷えになるはず。USB電源タイプのファンなら簡単に取付できるしなんかないかな。
あったーー!Amazonで探してみるとぴったりの小型ファンを見つけたぞ。
「40mm 小型USB接続ファン」
ちょうどいい大きさでレビューの評価も悪くない。ひたすら風を吹くには最適だ。値段もお手頃。
ラズパイ3とDVB-Tチューナーを冷却するので2つ購入。
「変換名人 Y字USBケーブル」
必要になるのが延長ケーブルの先につけるUSB分岐ケーブル。
Y字になっていてDVB-TチューナーとUSBファンを2つ接続できるようになる。こういう変換ケーブルが欲しかった!
冷却システムを搭載した構成
USBファン1号は、ラズパイ3の余っているUSB端子に挿して稼働。USBファン2号は、延長ケーブルの先をUSB分岐ケーブルでY字にしたところに挿す。一方に、DVB-Tチューナーを挿す構成。

USB延長ケーブルを分岐させることでDVB-Tチューナーが電圧不足で不安定になるのでは?と心配したけどぜんぜん問題無しだった。
接続するとこんな感じでマジックバンドでDVB-TチューナーとUSBファンをくくりつけてる。
マジックバンドだと不要な時は外せるから便利。
USBファンはDVB-Tチューナーの穴が空いている側に巻きつける。本来は排気口だけど風を送り込むには穴が多い方がいい。
USBファンを巻きつけるときは風がDVB-Tチューナーに当たる向きにする。風が当たらなきゃ効果半減だからな。フィルターが外側になるはずだ。
ケース付きのラズベリーパイ3はこんな感じ。
排気口が開いてる下にUSBファンをくくりつける。もちろん風が当たるようにセッティング。
で、どうなったかというと
pi@piaware:~$ cat /sys/class/thermal/thermal_zone0/temp
39166
めっちゃ冷え冷え!本体の温度が人肌なみの温度に下がった。
あんだけチンチンに熱かったDVB-Tチューナーの方も常温!
受信感度は、変わらない感じだけど USBファンで冷却効果は絶大。
これからの夏シーズンに、熱暴走の恐れはなく安定した稼働が期待できる。
あと何気なく便利になったのがラズベリーパイの稼働・停止が分かるようになった。
今までは、シャットダウン・コマンドのあとLEDを見て止まったかどうか判断していたけどイマイチ。USBファンだとブーーーンって音が聞こえるから稼働・停止が分かって便利になった。