エアフォースワン バラク・オバマ大統領、羽田空港からテイクオフ
こんにちは。本日の調査報告書をお伝えします。
午前10時40分、国賓待遇として来日していたアメリカ合衆国のバラク・オバマ大統領が日本での滞在日程を終えエアフォースワン(VC-25A)が羽田空港を飛び立ちました。
スポッターの間でどの滑走路から飛び立つか議論をされていましたがエアフォースワンはC滑走路(16L)から離陸。当初は離着陸は北風運用で城南島でホールドしている多くの仲間達を期待させていましたが9時過ぎにランウェイチェンジとなり落胆とともに大撤収が展開されました。
オバマ渋滞
天皇・皇后両陛下がオバマ大統領にお別れの挨拶をするため午前9時半過ぎに宿泊先のホテルを訪問されました。その後、オバマ大統領が空港に向かうに伴い首都高速や一般道の一部で交通規制が実施されたことで渋滞ナビを黒で埋め尽くしました。
浮島町公園のギャラリー
浮島町公園には、大きなレンズを構えたお友達と警備、警戒にあたっている警察官を合わせて50人ほどがお見送りに集まっています。海上ではイージス艦と同じ名前の神奈川県警の警備艇「あしがら」や警視庁などの船艇もお見送りに参加しています。
羽田空港の状況が判らない浮島町公園では、A滑走路(16R)を離陸する飛行機を撮影しながらのホールドです。そんな中、エアバンドと2chスレッドを頼りにしているお友達がざわめき立ちはじめます。
オバマ大統領、テイクオフ
10時40分過ぎにオバマ大統領の搭乗したエアフォースワンがC滑走路(16L)から離陸しました。
エアフォースワン前輪のギアハッチが閉まっていくところです。
ギアハッチが閉まり高度をあげていきます。
浮島からC滑走路(16L)は距離がありますが大きなレンズのお友達はよい写真が撮れたでしょうか?
鳴り止まないシャッター音を浴びながらエアフォースワンがターンしていきました。
エアバンドでは管制官が「ハバナイスディ!エアフォース・ワン」と見送ります。彼女にとってエアフォースワンに指示を出した忘れられない特別な日になりました。
管制はタワーのあとにデパーチャーに引き継がれます。その様子は LiveATC で聞くことができます。
DEP管制官の「グッモーニン、エアフォース・ワン!」が聞けます(12:05辺り!)。滅多に聞くことのないコールにエアバンドを聞いていたファンは歓喜です。
続いてアメリカ合衆国副大統領やファーストレディの搭乗機であるVC-32A(通称:エアフォースツー)も日本を後にしました。
当日の足取り
当日の足取りをたどってみましょう。
展望デッキから見えるC滑走路に近い海上では、海上保安庁の巡視船あきつしまが警戒にあたり厳重な監視体制が敷かれました。
屋外の展望デッキもセキュリティーのため8時過ぎには見学エリアに制限がかかりました。館内のガラス貼りのエリアはカメラマンがひしめき合う人気です。
オバマ留め
出発前のエアフォースワンをご覧ください。
23日夜にやってきたエアフォースワンはVスポットと呼ばれるVIP専用の駐機場にスティしています。この場所は航空ファンにはよく知られた人気の撮影スポットです。
エアフォースワン(VC-25A )の前方にはエアフォースツー(C-32A)も駐機されています。
駐機されている向きが特別です。通常、駐機している航空機はトーイングカーと呼ばれる牽引車で移動させますがエアフォースワンは牽引しなくても緊急時にすぐに離陸できるような向きで駐機されます。
エアフォースワンには観葉植物も飾られているようです。
機体の後部からスーツケースなどの荷物の搬入をしていました。
映画のように金属探知はしていませんでした。
隣にみえるデルタ航空のA330はワシントンからの記者団を乗せてやってきたチャーター機です。
エアフォースワンまとめ
調査報告をお届けした「エアフォースワン」
エアフォースワンとは、アメリカ大統領が搭乗した機体のコールサイン(名前)のことです。つまりアメリカ大統領がANAのB787に搭乗したらB787がエアフォースワンになります。
ハリソン・フォード主演の映画「エアフォースワン」で大統領が輸送機C-130に搭乗したときに「コールサインをエアフォースワンに変更!」は本当の話なのです。
大統領が搭乗していないときのコールサインは「SAM28000」(サム)と呼ばれます。
SAMとはSpecial Air Mission(特別任務)で28000は機体番号の82-8000から。
次回、エアフォースワンが飛来するのはいつになるのか楽しみです。
以上で調査報告を終了します。