飯綱高原の白亜の洋館 旧自治研修所
旧自治研修所は、長野県の二代目庁舎として建設された建物。
現在の長野県庁舎の建設に伴って飯綱高原に移築されてホテル明鳥閣として利用されていました。
その後は、県自治研修所として使われていましたが、2012(平成24)年からは未利用県有施設となっています。
内部の公開・見学会の開催はなさそうなので外観を見学に行ってきました。
旧自治研修所
飯綱高原の林の中に佇む白亜の洋館が旧自治研修所(旧長野県庁舎)
旧長野県庁舎は、戦前の木造庁舎で現存している数少ない庁舎※のひとつ。
※ 旧三重県庁舎(明治村)
旧自治研修所の外観
建物は、木曽の御料林の檜を使ったシンメトリーな造り。白漆喰で仕上げられた外壁が林の中で目を惹きます。
御影石の車寄せ
左右対称で、中央に大きな御影石の車寄せを構えた威厳のある外観。車寄せは角柱と円柱の三本柱が四隅を支えています。
玄関
建物の規模から見るとこぢんまりとした玄関でした。車寄せ上部はバルコニーになっています。
中央屋根には尖塔
中央屋根にある尖塔。
立体的な構造になっていそうだけど下からは伺い知ることができない。
ステンドグラス
外壁の一部はステンドグラスで装飾してあるところもありました。
旧自治研修所(旧長野県庁舎)の洋館手帖
旧長野県庁舎は、ドラマや映画のロケ地として使われていました。
現在は、歴史的建造物である旧長野県庁舎を利活用する公募型プロポーザル方式で長野県が活用先を募集しています。
所在地 | 長野県長野市上ケ屋 2471-8 |
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見学 | 外観のみ |
竣工 | 1913(大正2)年 |