駒沢給水塔(コマQ)の見学会で写真撮影
世田谷区にある駒沢給水塔(愛称:コマQ)が一般公開。
通常は施設内にはいることはできませんが10月1日(都民の日)は門が開かれて敷地内から給水塔を見学できます。
今回、駒沢給水所構内に入れたのは近代化遺産の公開の一環で駒沢給水塔風景資産保存会が主催してくれた見学会。
平日にもかかわらず多くの人が見学に参加していました。参加者はおじいさんから小学生まで幅広い年齢層で駒沢給水塔への関心の高さが伺えます。
一眼レフを構えた本格的にカメラマンも多く個性派揃いといった感じ。
第一ポンプ室
見学のはじめは近代化遺産の雰囲気が漂う第一ポンプ室の案内。
第一ポンプ室はスクラッチタイルの外壁が飾られたシンプルな形の建物。
アールデコ調の装飾が入口を飾っている近代化遺産で施設内じゃないとみれない特別感。
ポンプ室内はガラーン。
すでに給水施設としての役割を停止しているので広々しています。その真ん中にドンと塗装の剥げかかったポンプが座っている。
水道敷設記念碑
ポンプ室の外には燈籠を配した日本風な池。さらには水道敷設記念碑があります。
水道敷設記念碑は塔と円形の泉から構成され西洋と不思議なテイストが融合しています。
ライオンの口から水の出る注水口、池の真ん中には石造りのカメ、その昔はペンギンもいたという。カエルもいたりとちょっとした水族館。
向こう側に給水塔も見えます。
駒沢給水塔
いよいよメインのコマQ。
近くで見るとでかくて高さ約30m。
上部まで延びているピタラスとそれを飾る文様が給水塔を飾っています。
水道界の重鎮といった佇まいで昭和のはじめから世田谷の水道を支えてきた風格を感じとれます。
頂上部は王冠を思わせる形で紫色の電球が取り付けられていて年に数回点灯。
今回は、時間の都合で見れなかったので次回のチャンスに見てみたい。
そのほかに、量水計室や弁室など敷地内を隈なく案内してもらって充実の見学会。
写真撮るのに夢中でガイドをあまり聞いていなくてゴメンなさい。
駒沢給水塔風景資産保存会のページにいろんな情報が掲載されています。
コマQの方がくれた「駒沢給水塔周辺の案内図」に、給水塔の見所ポイントが案内されていて撮影の参考になりました。
駒沢給水塔のたてものデータ
竣工 | 1923年(大正12)年 |
設計 | 中島鋭治 |
建物 | 土木学会選奨土木遺産 |
所在地 | 東京都世田谷区弦巻 |
見学情報 | 都民の日に一般公開 |