航空自衛隊小松基地 航空祭2014
航空自衛隊小松基地の航空祭。
今年は航空自衛隊創設60周年記念のメモリアルイヤー。例年にも増した大迫力の機動飛行と青空のブルーインパルスを堪能してきました。当日の様子を写真満載でレポートします。
航空祭午前の部
6:30am 小松駅着
すでにシャトルバス待ちの長い列ができていてもう300人くらい並んでる?タクシーも結構な列。
運行開始は 7:00am の事前情報だったのだが 7:30am からとアナウンス。
基地オーブンは 7:45am なのにそんなに遅せーのかよ!と苛立つ待ち人達。
7:00am シャトルバス運転開始
事前通り運転が始まったけど列は全然進まない。10数台のバスが待機してるけど乗せ場が1カ所…。
バスの台数あるんだから30人くらいで区切って2、3カ所からバンバン乗せればいいのに1台に詰めて詰めてしてるから1台あたりの処理が遅い。それじゃ台数あっても全然進まない。
航空祭のシャトルバスは地元のバス会社(北陸鉄道株式会社)が行っているのが常なんだけどスキルはまちまち。岩国基地と千歳基地を見習ってほしい。
7:30am シャトルバス乗車
道はそんなに混んでなかったけどなかなか着かない。バスの中で飛んでいく戦闘機の爆音が聞こえてくる。あーあー。早くから並んでいたのにガッカリな乗客たち。
7:50am シャトルバス小松基地着
オープニングフライトまで時間がない。エプロンまで急ぐとオープニングフライトにギリギリ間に合った。小松駅からシャトルバスで来る人の殆どがオープニングに間に合わないっていうはダメすぎ。北陸鉄道株式会社はシャトルバスの運行方法を考え直した方がいい。
オープニングフライト
朝イチのシャトルバスに乗ってきたのにギリギリのオープニングフライト。
小松救難隊のUH-60J (18-4592) 。給油プローブを付けてる最新のJ2型
小松基地にはF-15J(イーグル)が2部隊
第303飛行隊ファイティング・ドラゴンと第306飛行隊ゴールデン・イーグルスの混成チームで豪華なフライバイ
機動飛行展示 F-15
303飛行隊ファイティング・ドラゴンの機動飛行
航空自衛隊60周年特別塗装機がウイングマンとフォーメーションテイクオフ。
パイロットはラテンとモーリー。法螺貝が鳴り響き漢のショータイムの始まり。
BGMは漢すぎる「よっしゃあ漢唄/角田信朗」
ファイティングドラゴンの特別塗装(62-8864)はデジタルカモフラージュ。渋い。
背中のデジカモを近くで見せてほしかった。
ウイングマン(22-8807)もアフターバーナー焚きまくって豪快に飛ぶ。
特別塗装機は機動飛行の後に地上展示の場所に移動。写真もよく撮れそう!
岐阜基地飛行開発実験団 F-2
続いての機動飛行は岐阜基地飛行開発実験団のF-2がリモートで飛んできた。
まずは時速650kmで会場に進入。ドッカーーーン
F-2は旋回性能が高くて高機動。
岐阜基地のテストパイロットは航空機の性能を限界まで出し切る操縦テクニックをもってるから機動飛行も力強い。
燃料タンクをつけていてもグイグイ飛ぶ。
対地攻撃力も抜群。
レーダーに見つからない超低空飛行や急降下など様々なシチュエーションをこなす。模擬対地爆撃に侵入。
F-2に向けて対空機関砲の砲撃訓練展示。ブゥゥーーンブゥゥーーンと砲撃の音が鳴り響く。
模擬対地爆撃を終えた F -2 は急上昇で離脱。
ゴーアラウンド(着陸不履行)
F-2の性能を見せつけた機動をしまくってオレらを満足させてくれた。
最後は翼をブンブン振ってご挨拶してからド派手にハイレードをぶちかまして帰投。
会場からはめずらしく拍手が起こった。それほど圧巻の機動飛行だったのだ。
306飛行隊(ゴールデンイーグルス)
特別塗装機が暴れまくる。
特別塗装をいろんな角度から見せてくれる。
ウイングマンもハイレートクライムで盛り上げる。
民間のエアライン
民間のエアラインもいつも通り飛んでいく。
小松基地の航空祭で恒例の空港スタッフによるエアラインの紹介。離着陸時に飛行機の紹介をしてくれる。
全日空 ANA
小松空港旅客課のタケウチリカコさんがご案内。
日本航空 JAL
小松救難隊の救難展示
U-125A(52-3023)とUH-60J(18-4592)が揃って離陸。
ギアダウンさせてサバイバルキットを投下する。
救難の物資投下は小松基地でしかみれない貴重な展示。
ヘリから降下しているのは救難員(通称:メディック)。
ホントはパラ・トルーパー(降下員)+メディック(衛生兵)でパラメディックと言うみたい。
メディックは、高度3000m~深度30mの救助を行う超人達。〇〇専門はいなくてみんなが山岳から潜水救助まですべてをこなす救難のスペシャリスト。山岳救助や海保が困難な救難活動の場合、パラメディックが救助に向う。
色々と教えてくれた小川空曹長のパッチ。
空挺徽章、レンジャー徽章、パラシュートジャンパー。まさしく超人の証である。
小松基地航空祭は、救難展示のちょっとした合間もサービスフライト。
第303飛行隊のF-15ファイティングドラゴンの3機が航過飛行をしてくれた。
スクランブル発進
航空祭の最中にF-15×2機が緊急発進。ニュースなどで耳にするスクランブル発進。領空侵犯などに対してホットスクランブルがかかったようだ。
まぎれも無い実弾を搭載したF-15Jが飛びたっていった。
1時間後、無事に帰投。
「カッコいいっすね!戦闘機ってどんな感じすか?」なんてのん気な質問にもパイロットは笑顔で答えてくれる。スクランブルなんてテレビの中の話と思ってたけど自衛官はいつでも国民の日常を守るためにスゴい緊張感の中で仕事してるんだなと痛感。
小松基地航空祭2014 地上展示
小松基地航空祭は地上展示も充実のラインナップ。
展示飛行がない昼休みに地上展示を撮りにいってくる。
岐阜基地のF-4ファントム(07-8431)
百里基地のRF-4ファントム(47-6901)
尾翼のキツツキがカワイイ。
小松基地のF-15Jイーグル(62-8089)
三沢基地のF-2B(83-8134)
静浜基地のT-7(66-5937)
航空祭ではお馴染み機長キティちゃんのT-400(01-5060)。
60周年記念だから機体番号060を持ってくるセンスがステキ。
陸上自衛隊からAH-64Dアパッチ
陸上自衛隊からUH-1
入間基地第402飛行隊のC-1(78-1022)
北國フォトクイーン2014のモデル撮影会が始まってしまった…。
モデル撮影会が始まると普段は戦闘機を撮りまくってるカメラマンが地蔵のように動かなくなる魔法にかかる。
ちょっとすいませーん。目線くださーい。俺が撮りたかったのは…。そう、あなたです!!
小牧基地のC-130H(35-1071)ハーキュリーズはイラクの空色してるイラク派遣仕様。
モデル撮影会の真っ最中はこれ以上前進できません。
P-3C(3-5080)の前は空いた。
こちらのモデルさんの方がフォトジェニック。
U-4(75-3251)
入間基地からリモート参加。
ゴールデンイーグルスの特別塗装機(72-8960)。
実際は人だらけで最前線まで突入するのはかなりの苦労、、。
特別塗装機は近寄れないほど大人気
細部にまでこだわったカッコイイ特別塗装。
センスのいい特別塗装は部隊の隊員が考えて塗装しているそうだ。
ファイティングファルコンの特別塗装機(62-8864)。派手さはいらぬ漢の機体。
尾翼の内側には飛行隊の愛称であるドラゴンがさりげなく!?
デジタル迷彩が新鮮。
ブルーインパルスの前はとても行けない。
地上展示の番外編
基地防空火器。
200mm対空機関砲、81式短距離地対空誘導弾など。
破壊機救難消防車(48-6329)
たぶんMORITAのMAF-100C。
子供と親を1日中楽しませていた花車F-15J(02-4928)
カメラマンのシャッターチャンスを台無しにしてくれる高機動な花車。
ブルーインパルスショーがはじまった。
4機揃ってのテイクオフ。
青空にスモークが映える。
本日の飛行班長は友田要3佐。
ファンブレイク!レェディィィィィーーーーーー!!ノリノリである。
スモークをなびかせて華麗なターン
ブルーインパルスからのプレゼント、日本一大きなハート「バーティカルキュービット」
この後、ずっと矢が刺さりまくる。4番機の立山1尉もいつよりノリノリのようだ。
ストップミッション。
ヘリ「はくさん」の緊急離陸。安全な空域が確保されるまでホールド。
ブルーインパルスのオリジナル課目「スターーーーークロス」
近くにブルーインパルのクルーが
ブルーインパルスのクルーにお願いして1枚撮らせてもらった。
APG山田さんとDISP藤田さん。ありがとうございました。

F-15Jのコクピット展示
ブルーインパルスのショーが終わると会場も空いてくる。
人が多くてみれなかったF-15Jのコクピット展示を見にいく。
日本の空を守っている主力戦闘機は思ったよりアナログ計器が多いのだ。
F-2B 帰投
三沢基地へ帰投するF-2B(83-8134)を皆でお見送り。パイロットもそれに答えて手を振ってくれる。
地上展示だけで物足りなかったのか飛実団に負けじとナイフエッジハイレートクライムでド派手に帰投していった。ゴォォォーーー!最高だぜ!
ハイレートクライムでド派手に帰投していった。ゴォォォーーー!最高だ!
カーゴルックス航空をはじめて見た。なんか嬉しい。
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