航空自衛隊小牧基地のオープンベース
小牧基地は輸送機や救難教育隊がメインの後方支援的な部隊。
一見、地味な感じだけど小牧基地でしか見れない展示の数々は航空ファンには必見。事前に申し込んだ飛行場内バスツアーも楽しみ。
8:30am 名鉄小牧駅に到着。
車内はそんなに混んでいなくていつもの我先に!な殺伐とした雰囲気は無し。穏やかな感じ。
牛山駅で下車るとそれなりの人波。流れについていくと駅から小牧基地は歩いてすぐだった。セキュリティーチェックをして小牧基地にはいる。
オープニングフライト
オープニングフライトは異機種多数機編隊飛行。
小牧基地の所属機が会場上空を航過していきます。
第404飛行隊の空中給油機 KC-767を先頭に救難教育隊の U-125A と第401飛行隊の C-130H がダイヤモンド隊形でフライパス。給油するためのフライングブームを伸ばしているKC-767 をみれるのは小牧基地だけ。
UH-60J 救難ヘリコプター
コールサインは「ヒーロー」、救難に相応しいカッコイイ名前。
ちょっとした機動飛行をしてくれたおかげでいい写真が撮れました。ヘリコプターの背中が見えるってよほどの荒ぶりなのです
長時間の救難活動するための飛ぶための燃料タンクは必須。
U-125A 救難捜索機
コールサインは「アスコット」航空祭では救難展示でお馴染みの機体。2機での展示飛行は救難教育隊のある小牧基地の見所。
救難最後の砦「航空救難団」は小牧基地で教育されているのだ。
空中給油展示
KC-767JがC-130Hに空中給油する展示飛行。
航空自衛隊が所有しているKC-767Jは4機。小牧基地の第404飛行隊で運用している。
一見地味に見えるけど飛んだまま空中で給油するスゴい技術。
航空機がち基地に戻ることなく空中給油できると作戦の幅がぐっと広がるのだ。
C-130H もプローブアンドドローグ方式で UH-60J に給油できちゃう。
低速度で飛行するヘリコプターに空中給油するのは高度な技術が必要だ。
UH-60J救難ヘリコプター
実際の空中給油のときはUH-60Jにプローブという槍みたいなのをつけてC-130Hからドローグという酸素マスクみたいなのに挿して給油する。
小牧基地オープンベースの地上展示
小牧基地の航空祭には外来機が数多くやってきてた。
数多くの航空機やヘリコプターがあってまるで展示会。ぐるっとひとまわりして紹介します。
陸上自衛隊
OH-1観測ヘリコプター
UH-1多用途ヘリコプター
後方支援連隊の野外手術システム2型
手術車、手術準備車、減菌補給車の3つの車両からなる初期外科手術機能を有したシステム。災害派遣時の救護室にもなるスゴいシステム。
病院のような手術室も完備
近くは野外炊具も展示。
自衛隊の装備は幅が広い。装備だけじゃなくそれをつかう人が、けが人を救助して、手当てして、メシ焚いて、風呂作って雪かきもする───。何があっても何でもこなして頼りになりまくる存在なのだ。
航空自衛隊
美保基地第3輸送航空隊から参加のT-400。
小牧基地の55周年を祝して55番の機体番号が55番を地上展示。なんて洒落てるの!
同じく美保基地からYS-11
入間基地からのC-1中型戦術輸送機
U-4多用途支援機
三沢基地からはF-2A
小松基地からF-15DJ
岐阜基地からF-4
浜松基地からT-4
海上自衛隊
P-3C対潜哨戒機オライオン
岩国航空基地からU-36
舞鶴航空基地から第231飛行隊のSH-60K
国土交通省の災害対策用ヘリコプター
国土交通省から災害対策用ヘリコプター「まんなか号」
あちこちの基地からあつまった航空機などを一度に見れる小牧基地のオーブンベースはお得。
しかも他の基地の航空祭と比べるとかなりゆったりしてる。最前列にシート敷いて陣取るのもいなくて写真撮ったら移動するから地上展示もいい感じで見れました。
県営名古屋空港と併用しているから企業や民間機も飛んでる。
JAXAの飛行実証を行うための実験機「飛翔」
カラフルな機体がトレードマークのFDA。名古屋空港ではカラフルな機体をたくさんみれます。
『小牧基地のオープンベース2014』のメモ
- 飛行展示の時間は航空自衛隊らしくなく大雑把で〇〇時くらいって感じ。
- 「名古屋飛行場バスツアー」は右側席が断然いい。左側だとほとんど見えなかった。
- 出店はB級グルメ祭状態で充実。
広いスペースにたくさんの店があるので混雑もなく買い物を楽しめた。 - 飛行展示は1時間に1つの展示のペースなので程よく見れた。
航空祭にありがちな場所取り合戦や邪魔な脚立マンなどの殺伐とした雰囲気がなくて穏やか。